2021年12月29日

2021年を振り返る

こうやって2021年を立ち止まって考えてみると、ヤスハラ・マーケティング・オフィスは随分と変わりましたね。


◆コンサルティング案件は、コンサルティング会社向けのみに切り替わりました。今までの企業ごとのマーケティングやブランディングの課題解決プロジェクトは2021年の前半で全て終了しました。クライアントは全てコンサルティング会社になってます。コンサルタントの方々がクライアントで課題プロジェクトを進める上での、進行のアドバイスや資料、フレームワーク、ワークショップのデザインを半裏方としてやっています。
 

あきらかにテレワークのお陰。クライアント側も多忙なので、ワークショップ型でプロジェクトを進める時に欲しいカスタマイズされたワークショップ設計や、でてきた討議結果から次の方針を抽出するための視点整理は、結構、お役に立ててるようです。あるクライアントからは、萬(よろず)相談室とか言われてたりしてw 


60歳過ぎちゃいましたからね。クライアントのバーチャルなビルの中にある小さな一室がリファレンス・ルームになっていて、そこの管理人みたいな感じ。普段はみんな存在すら関心がなく素通りする場所、半地下、中二階、ロフトのような中途半端なフロアの小さな部屋にひっそり居るオジサンです。


そうそう、昔はそこそこ大きい会社にはいたんですよね、「これどうしていいか分かりません」っていう時の「んじゃあ、ヤスハラさんに聞いてきなよ」みたいなヤスハラさんが。マーケティングだけでなく、工場や研究所にも。起きた未知な問題に何らかの手がかりをくれる人です。


2021年は、ついに我が身がそれになったと実感した年なのでした。


◆執筆中心の生活。2020年から徐々に加速してきた執筆業務も、2021年後半は完全に中心と呼べるところまできました。もう、人生最後の直線コースですからね。なんとか、生活と折り合いつけながら走っていきます。足がもたつきながらも、本人は全力疾走です。


そうそう、これも思い出すのは、サラリーマン時代に「独立するとしたら小説家かコンサルタントぐらいしかなさそうだな」と本気で思ってたことです。いやー、ご存知のように、小説家なんて多くの人が憧れる独立の仕方ですけど、狭き門・細き道であることは周知の如くです。まあ、普通に妄想したってことです。期せずして、もう一つのチョイスだったコンサルタントで20年以上になって今日に至っております。


そんな流れを考えると、ここで執筆中心というのは、小説ではないけど書き物をメインにしているわけですから、作家生活とも言える訳ですな。ついに、最初の分岐で選ぶことのなかった道に邂逅したってことなんですかね。本望です。


Go with the flow.

Posted by yasuhara at 2021年12月29日 08:00
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