ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

09月26日

今週はクリエイティブな仕事が多くあります。
といっても自分がアイデアを出すわけではないのです。弊社とお付き合いのある優秀なクリエイターの方々にデプス・インタビューをすることで、戦略に沿ったアイデアを引き出すことに特化します。


■「クリエイターへのデプス・インタビュー」という形式


デプス・インタビューと言えば一対一で顧客やターゲットからインサイト(意識の階層構造)を引き出すための手法ですが、これをクリエイターに適用してます。こちらはブランド構築の方向性やマーケティング戦略を理解した上で、課題となる新製品アイデアやブランド・ストーリー案、プロモーション・アイデアなどをクリエイターとのやり取りの中から抽出していきます。


CR「こういうアイデアはどうですか?・・・・」
小生「そのアイデアはどういう観点で思いついたの?」
CR「こういう見方ですかね」
小生「それでは、その見方ではこういった方向もありえないですか?」
CR「そういう方向で行くなら、こういった方向の方がいいかも・・・・」


といった感じで、こちらはモデレーターとして掻き混ぜたり、深く突っ込んだり、異物を投げ込んだりといった役割です。最近は、アイデア開発手法がいろいろ紹介されているので、そういったものも適材適所で使ってみます。


このアプローチが良いのは優秀なクリエイターは、そういったライブに反応できるということと、優秀が故に勝負パターンが決まっていることも多く、これに意外な刺激を与えることで新たな展開が得られ易いということです。


もちろんクリエイター・フィーは発生します。でも、事前にそれほど準備を要求せずに実施するので双方ともメリット(先方は準備時間節約、当方は即日アイデア獲得)は高いようです。難易度の高い案件ほどこういった仕組みで切り込んで行くようにします。難しいテーマほど、オリエン準備、プレゼン準備のために時間が掛かってしまうことが多いせいです。


そうなると、俄然、感度の高い顧客層を見つけることが大切なように、腕の良いコピーライターやデザイナーなどが重要になるので、普段から優秀なクリエイターがどこにいるか聞き耳を立て、お近づきになれるように努めています。可能であれば案件の持つ想定ターゲットに近いクリエイターが望ましいので、性別や年齢も多岐に渡って幅広く欲しいからです。


ことこのメソッドに関しては足で稼ぐしかないので、日々営業となります。(笑)

09月24日

◆3連休+月曜日内勤日で、4日間を塊りとして過ごしています。
これだけの時間が確保できると、完全に今までの仕事を忘れ、長期的なことを考える頭に切り替えることができます。今年から実施している内勤日強化が役に立っていることを実感します。おまけに台風なので外にも出れそうもないですし・・・(苦笑)


◆出版社から原稿の加筆・修正要請部分を指摘され、これらを見直さねばいけません。
かなり沢山の付箋が貼られてます。(冷汗)最初の「入門ブランド・マーケティング」(プレジデント社)も最初の原稿から三分の一が変更になったのを思い出します。そのお陰で内容が充実し、こちらも知識を再整理できたので意味のある作業と思っています。


◆クライアントでのワークショップにて
最近流行っているお菓子、ロングセラーのお菓子などを買出しし、そのポジショニングをフォーマットに整理する、というのを金曜日に行いました。うーん、知らない新製品が多数ありました。まあ、こうやって情報収集も兼ねたりします。


ついでに、みんなで食べながら進めるのでセッションがなごむのも狙いです。人によってチョコ系やポテト系など集めた商品に微妙な偏りがあるのも、甘党、左党(飲み専門=ノミ=左手に持つ道具)といったキャラが出て面白かったりもします。


さすがと言うか、やはり売れている商品はカテゴリーを問わず美味しいですね。このワークショップの最大の欠点は間食し過ぎてしまうところです。(笑)


09月20日

清酒蔵元でコンサルティング。
今日は新製品の方向性を見定めるための試飲会でした。当然、利き酒なので飲み込まないのですが、ほどほどに酔います・・・。仕事にならないですね(笑)。


■携帯電話と秋分の日


昔から腕時計を持たない主義でした。特に、恨みがあってのことではありません。視界に時計があると何気に見てしまう自分が嫌いだったのです。意味もなく時間に追われているようで、何とも息苦しいと感じていたからでしょう。


しかし、携帯電話がそれに置き換わっています。それどころかメールまでも手元で確認できます。メールなどは、その送る受けるのタイムラグこそが便利なはずのに、移動時間になると手持ち無沙汰を言い訳に小まめに開けている自分がいます。もう、携帯電話が生活のリズムの一部になっているいるようです。


今日、珍しく携帯電話を忘れて得意先へ伺ってしまいました。そのお陰で時計機能やメール機能からも疎遠な一日になったわけです。


さて、会議にて酒米の収穫状況の話。稲の種類で育成に差があり、茶色の稲穂と少し緑の残る稲穂を拝見しました。


「この育ちの違いは問題になりますか?」
「秋分の日前にはそこそこ育ってもらわないと、その後は実りを期待できません」
「なぜでしょう?」
「日が短くなるからです」


9月23日が祭日なのは手帳にしっかり刻み込まれていても、その日が何の日であっても異論がない輩にとって、「秋分の日は春分の日と同様に、昼と夜の長さが等しくなる日」を目安にする生活は長らく疎遠でした。


太陽のリズムで万物は生きていながら、その土台の遙か先の先に携帯電話のリズムで生きている生物がいます。たまには万物の仲間だったことを体感するのも良いことだと、ほろ酔いながらに思った次第です。

09月17日

夏休みボケを乗り越え、コンサルティングやセミナーをこなしました。
でも、オフのお陰かキレは良かったよです。


コンサルティングもワークショップ形式でセミナーに類似してきたり、反対に、社内セミナーは個人の業務課題を参加者全員でマーケティング・アドバイスをするセッションを設けたりして、コンサルティング業務に近づいてきたりしてます。
すべてに垣根がなくなっている昨今のような世界に沿っているようにも見えます。


クライアント先で休憩時間に映画の話になり、最近(といってもレンタルが多いのですが)面白かったのは何かと思い出してみると、ブラック&ホワイトといった二元論を敢えて答えを出さずに見せていく映画ばかりだったとことに気がつきました。


「天使がくれた時間」:
個人の社会的成功に没頭する日々 対 家族にささげる平凡な毎日
「列車に乗った男」:
平穏で生真面目な生き方 対 過激で刹那的な生き方
「女はみんな生きている」: 
なんとか生きようとする女たち 対 ただ生きている男たち


決して内容で選んだ訳ではなく、オススメということで見たものばかりです。きっと、こういった二項対立に白黒付ける前にそれを受け入れた上で、新たな考えをや印象を注ぎ足そうという流れは徐々に大きくなってきているのかもしれません。
まあ、そんな理屈を抜きにしても、結構、考えさせられました。
身につまされるところも多かったりします。

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