マーケティング業務マニュアルの作り方

マーケティング業務マニュアルは画一的な業務を求めるためのものではありません。マーケティング知識が累積していくための仕組みの一部です。よって、制作物より製作過程の方が重要です。一旦完成すると、それを基盤にバージョンアップできるので組織としての業務知識が累積ができます。その取り組み方次第で、属人化している会社との差は加速度級数的に広がっていく可能性があります。


■マーケティング業務マニュアルの要素


マーケティング業務マニュアルは大きく4つの柱で構成されます。用語集、業務プロセス、業務フォーマット、過去事例です。


①用語の定義
すべてはここからスタートします。マーケティング用語は企業によって異なるだけでなく、人によっても微妙に異なります。主な用語を規定します。


②業務プロセスの一般化
主要な業務プロセスを一般化し、フローとして見えるようにします。特に、戦略ステップと戦術ステップの違いをはっきりさせること、承認ステップの各部門責任者との共有手順などを明文化しておきます。


③マーケティング業務フォーマットの存在
業務を見えるようにし、自社のマーケティグ文脈を自動的に共有するためのものです。ここにある独自の項目が独自のマーケティング・スタイルを生みます。また、反省するためのツールともなるのでストック化しておくことも大切になります。


④過去事例
同じ間違いをしない、間違いから学ぶという観点から主要な過去事例(できればすべて)をライブラリー化します。新商品関連は必ずここに収めるようにします。


■マーケティング業務マニュアルの作成


業務マニュアルは原則、社内のメンバーで作成します。外部の丸投げは、土台となるマーケティング意識醸成にも役立たないので避けるのが良いでしょう。
マーケティング知識、業務スキルが高いキーメンバー中心に作成し、この作成過程がマーケティング意識活性化にもなるように可能な限り関係者の中間ヒアリングで内容を詰めていきます。


そして、マーケティング意識の醸成→マーケティング業務マニュアルを通じて基本的な動作習得→オリジナリティある個々人のマーケティング・スタイル→他のメンバーへの意識貢献、マニュアルのバージョンアップという循環を目指します。


2010.8.10

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