ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

11月09日

記憶の範囲では自己最高の大規模グループインタビューを手伝うことになり、約2週間の土日祭日&平日夜返上で立ち会いました。本日は久々の完全オフ、といっても1日、で自分のペースを幾分ですが取り戻しました。
これで、今度は5日連続のセミナーという厳しいスケジュールに向かうことになります。


仕事は常に「与えられた条件でベストを尽くす」が信条ではありますが、充電タイムも業務の一部と思うようにしています。


実のところ、弊社の夏休みに相当するのが年末年始です。(名称的には冬休みですね)クライアント側から見ても、12月中旬から1月中旬までは正月休を挟み現業が忙しくなるのが常で、結果、コンサルティング業務もお休みになり、約1ヶ月のオフが生まれます。


もちろん、全部遊んで過ごせる訳ではないですが、それでも自分のペースで朝昼晩が迎えられるのは有難い限りです。


■教育の臨界点が存在すること


マーケティング教育においても同様ですが、社会人教育において最も重要なのは本人の「気づき」です。高度な教育内容であればあるほど、教える側から学ぶ側への単純な知識の受け渡しでは「使いこなす」に追いつかないからです。


結局、自分で学ぶ方法を見つけ、自分でスキルを磨けるようになることだけが、専門性を実務で生かせるようになる道筋と言えます。
突き詰めれば、教える側はその自走力の発火点に火をともしてやることぐらいしか出来ないのかも知れません。


人に教えるようになってから感じるのは、「気づき」には時間的な個人差があり、これは頭の良し悪しというより、「気づき」の臨界点が異なることだということです。


一回で気づく人もいれば十回同じことを伝えて初めて気づく人もいます。でも、一旦、気づいてしまえば、あとはもう同じようにここから自らの足で走り去っていけるようになります。


蝶の羽化にも早い遅いがあったとしても、羽の美しさには何ら差が無いようなものでしょうか。十回のうちの九回は無駄だったのではなく、底に溜まっていくことで最後の一回が水面上に顔を出せるようにするために役立ったのだと思っています。

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