ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

03月30日

花粉症がキツイここ数日です。


3月30日となり、4月-3月区切りで見ると年度末です。請求書早めに、というリクエストが多くなる季節でもあります。弊社の決算年度は7月-6月で、3月末は単なる通過点ですが、一年の収入は過去平均比で▲5%ぐらいとなっています。


去年の10月に一ヶ月休業していることを考えると、あまり大きな減りはみえませんね。あまけに震災の影響も吸収しているようです。確かに、先月はエラく忙しかったからなあ。生活の良し悪しをお金で測るのは愚かではありますが、さりとて、それも重要な要素であれば、やはり有り難いです。


不思議と12年前デビューした頃と年収はそれほど変わってないんですね。毎年、上下10%ぐらいの幅で振れてはいますが、なぜか安定的です。基本的に年間契約とかはしませんし、都度の仕事も多い中、一定の業績に落ち着いていくのは生活がそれなりに読めて助かります。


周囲からも不安定な職業NO.1と目されてますからね。本人もそう思っております。でも、結果だけ見ると手堅い商売のように見えるのが面白いところです。

03月26日

東京も徐々に暖かくなっておりますね。4月が近づくと、クライアント側の新年度のスケジュールも具体化してきます。一方で、内勤日の確保もせねば立ち行かなくなるので、日程調整がややっこしくなってきている日々です。


この前、クライアントと懇親会があり、そこで人生修行論なるもので盛り上がりました!修行の中でも感情の扱いは大きな位置を占めます。


■感情のKPIなんてどうでしょうか?


感情はコントロールするものではなく、そもそも感情にコントロールされているわけで、折り合いをつけていくものと思っています。「肉体の皮膚感覚」が暑い寒い柔らかい硬いといった肌の反応だとすると、「精神の皮膚感覚」としての喜怒哀楽ですね。心の肌みたいなものです。


そして、皮膚感覚であれば、感じたものが行動の始まりになって、すごく暑かったら涼しいところを探すし、すごく寒かったら厚着するといった動きにつながります。これを喜怒哀楽に当てはめると、すごく楽しかったら記録に残そうとするし、すごく怒ったら批判してしまうなんていう精神の動きにつながるわけです。


暑い、寒いにもスケースがありますよね。温度計の数字のごとくデジタルなものから、うららか、温かい、暑苦しい、ひんやり、薄ら寒いとか定性的なものまでいろいろ表現方法があります。


じゃあ、喜怒哀楽も作ってみたら、それも体温を測るような定量っぽい感じ、つまり、KPI(キー・パフォーマンス・インデックス)なんてありかなって考えたりします。


◆怒りのスケール化


・イラ:
  イラッとするのイラ。不愉快さの最小単位
・イライラ:
  不愉快さが頭の中全体に行きわたたった状態
・イライライラ=3イラ=1ムカと単位がアップ
  不愉快さを言語化できる状況
・ムカムカ:
  不愉快さに対して何らかの具体的な行動を取ることを決めた
・ムカムカムカ=3ムカ=1コラと単位がアップ:
  不愉快さが怒りになって、相手に伝わる最小限の表現行動
・コラコラ:
  怒りを主体的に行動で表現する状態
・コラコラコラ=3コラ=1キレタ・・・とか?、お任せします(笑)
  自分史上、最強度の怒りの表現行動


イラ→イライラ→ムカ→ムカムカ→コラ→コラコラ→キレタ
7段階のKPI完成! 中央(ムカムカ)が怒りの平均の目安ですかね。


◆喜びのスケール化


・ウフ:
  愉快さの最小単位
・ウフフ:
  愉快さが頭の中全体に行きわたたった状態
・ウフフフ=3ウフ=1ニヤと単位がアップ
  愉快さを言語化できる状況
・ニヤニヤ:
   愉快さに対して何らかの具体的な行動を取ることを決めた
・ニヤニヤニヤ=3ニヤ=1ワーイと単位がアップ:
   愉快さが喜びになって、周囲に伝わる最小限の表現行動
・ワーイワーイ:
  喜びを主体的に行動で表現する状態
・ワーイワーイワーイ=3ワーイ=1コワレタ・・・とか?、これもお任せです(笑)
  自分史上、最強度の喜び表現行動


ウフ→ウフフ→ニヤ→ニヤニヤ→ワーイ→ワーイワーイ→コワレタ
同じく7段階のKPIになりました。


「今日は、ニヤニヤ(+4点)が1回、ウフフ(+2点)が2回、ムカ(-3点)も2回だった」とか。で、「たし引き+ウフフ分だけ喜びの多い日だったなあ」なんてね。

03月17日

◆B2Bメーカーでの週一回のマーケティング部長代理、別名「パートのおじさん」も早、3ヶ月です。先日は企画書の書き方についてのレクチャーでした。最近の企画書を集めて添削します。B2Bでは企画書が独り歩きすることを前提とした組立と、場面や相手が変わっても書くスピードが落ちないためのプラットフォーム化が大切です。最初と中間と最後、それぞれに肝のページを入れる形式を強調しました。そんなお仕事となっております。


◆食品会社で3年前にプロジェクトとして作成した中期マーケティング戦略書をレビュー・改訂する作業がはじまりました。実はこれ研修なんですね。マーケティング部の若手メンバーだけで消費者データを集めてレビューし、戦略に修正を入れ、商品群ユニットごとの新しいアクションプランを事業統括者にプレゼンするまでを行います。実務で一貫性を体験するわけです。そんなお仕事もしております。


◆朝型に変貌しつつあります。今年に入って6時に起きて内勤業務、特に深い思考を求めあられる謎の多い案件に対処する生活です。過去、何度もトライした朝型があっさりできるようになったのは、子育てで夜に集中力が持続しなくなったのが大きいかと思います。年齢という説もあるが、否定できず・・・。6時起床で朝型とは笑止千万とも言われそうですが、いつも8時とか9時目覚めでしたから、褒めてやってくださいな。そんなお仕事ぶりとなっております。

03月09日

雨の金曜日、静かな内勤日です。2階の書斎から見えるお隣のミモザが濡れて一段と美しい。有り難い一日です。


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最近、人の成功について考えます。正確には考えさせられる場面に出くわすことが多い、ですかね。


■成功と失敗から離れる3方向について


成功-失敗はセットです。そして、あくまでも事象を相対化してから判断できるものです。Aに比べて私は成功、Bに比べて私は失敗、平均に対して私はやや成功とか、どうしても比較対象が必要です。


この個人の成功-失敗という相対化された世界は比較対象がC,D,E・・・ってな塩梅で登場するので比較頻度が無限大です。収入で、ステイタスで、老後の安心度で、という比較場面もキリがありません。


よって、相対化から抜けたいと思うことになります。他人と比べないってやつですね。これは「相対化しないもの=絶対化」と括れそうですが、ここにバリエーションが3つほどあります。


その1:未相対化
相対化という考えそのものを否定し、積極的に評価を保留し、他人と比べない。
→「他人と比較したってしょうがない、自分は自分だ」という
 思考をベースにした態度。


その2:前相対化
成功-失敗はある程度の土台があって出来ていると考える。生きてること、健康、そこそこの知力、これらが揃っていること自体、誰かと比較しても意味がないことを再認する。
→「今の状況そのものが有り難い、これで充分だ」という
 感情をベースにした態度


その3:超相対化
成功-失敗を徹底的に突き詰めて、自分を相対化し尽くしてみる。しかし、それでも何やら残っている、誰とも比較できない何かが自分の中にあるのに気づく。比較したくても比較する手筋がない。
→「なんだか成功-失敗って、どうでもよくなってきちゃった」という
 直感をベースにした態度


自分が評価される、自分を評価するという過程で生まれるちょっとしたゆらぎ、成功-失敗の軸にプロットするときに出てくる熱もこうやって冷却することができます。


まあ、既に誰もが思考・感情・直感を本能的に動員してるはずですから、意識的にするともう少し楽かもね程度の話ではあります。


03月03日

ついに、「試練の」というか、「お陰様でお仕事沢山いただき感謝の」というか、体力を燃焼しつくした3週間を終え、大きく一息ついています。で、いつの間にか3月になっているという慌ただしさです。


でも来週からは平日内勤日を2日ほど確保できている日程が続きますので、ちょっとは生活のペースも楽になってくるでしょう。その一方で新たな執筆案件も出てきておりますが、時間配分はこちらの自由なので意外と苦ではないのです。


有難いことに本を出せる機会を何度もいただいてまして、振り返ると1冊目2000年・2冊目2005年・3&4冊目2009年と来て、次が2012年(予定)です。


インターバルも5年→4年→3年ってな感じで、そのまた次は間が2年で2014年かな?、なんて妄想してみますが、仕事抱えながらにして、遅筆ですからね。そうはいかないでしょう。


発行年度はどうであっても、仕事関連の本を出すご縁があるかぎりはそれをマーケティング・コンサルタントの許可証と思ってこの仕事を続けていきます。


つまりは、成り行き優先・加速不可。
Go with the flow.

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