ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

07月29日

今週は業務案件多く、都内のいろんな場所に出没せねばなりません。新規案件で二か所、最終報告案件で二か所、継続案件で二か所ということで、業務先の入れ替わりウイークだからでしょうかね。


いずれにせよ、外ー内ー外ー内という体温調整に負荷がかかる日々になります。常に長そでの上着やYシャツを持参して、汗との間合いを図ります。
しかし、このようなうだる暑さだと「着るー脱ぐ」だけでは噴き出す汗のタイミングに追いつかないので、替えのTシャツ(インナー代わり、単体でもOK)なども用意します。


【事例1】
衣装: 半そでポロシャツ姿 →長そでジャケット+Tシャツ姿
意味: 会議室で打ち合わせ→体冷えたまま、暑い中を次の得意先へ移動


【事例2】
衣装: Tシャツ姿    →長そでYシャツ姿
意味: 暑い中、移動中→エアコン効いた中で終日研修


などなど、着せ替え人形風マーケティング・コンサルタントとなってます(笑)。
もし、朝と夕方で衣装が違っている姿を見かけたら、それは着道楽でも不純動機でもありませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。


07月23日

◆先週が厳しかった分、今週は内勤日を複数確保できて、快適です。こういう暑い日々に「短パンーサンダル(室内は裸足)ーTシャツ(それもノースリーブ)」で「空いた時間」を過ごせるのは個人事業主ならではでしょうか?
来週からお盆までがちょっとあわただしいので、いろいろ準備ものに没頭します。


◆国立新美術館へ「エミリー・ウングワレー展」を見に行ってきました。当然ですが、平日の昼間です(笑)。個人事業主は「空いた時間」も会社にいなければいけない訳ではないので、あっさりプライベートに活用です。
大地のひび割れが絵になる世界を観てきました。またオーストラリアに行きたくなります。


◆「空いた時間」をすべて美術館で埋められるわけではありません。やはり、最も手頃なのが読書です。ソファに寝転んで、冷たいものでも飲みながらの気分転換もなかなか楽しいものです。気分転換も多過ぎるとただのオサボリなのだが・・・(苦笑)。
こういう時向けには仕事とは直接関係なさそうな本が良いですね。新しい視点や語彙にはマーケティングに染まった脳ミソを洗浄する効果もあります。


現在、ソファの傍らに置かれている本
「対称性」(白揚社) 物理学の本です。大局性・局所性などマクロとミクロの概念などにつながります。まあ、こちらの方が根源的なので、ビジネスはそのまた局所ということになります。


「比喩と認知」(研究社) 言語学・心理学の本です。メタファーに関しての解説となれば定性調査との関係がありそうです。しかし、「メタファーによって創造性を阻害している」というのは新鮮です。


07月17日

本日からマーケティング・プロフェッショナル・コース2008がスタートしました。


参加者は25名です。
常にバージョンアップした内容で担当講座に臨んでおりますが、今期はステージ・アップということで、テキスト内容も大幅に改良する予定です。特に、B2Bマーケティングへの応用、WEBのマーケティング・ミックスでの実践手法などに注力します。
ご参加の皆様、よろしくお願いします。


■シーズがないときの対処方法
先日、ケータイのバッテリーを替えにショップへ寄りました。インフォバー2のアンニン・タイプも出そうもないので。
まあ、このままでいいや的な対処のつもりだったのに、「ポイント使えば新機種タダで~す」の勧誘に、「それでお願いしま~す」との反応をしてしまいました。いやいや、小市民でございます(笑)。


ただし、二年間機種変ができない前提条件とのことです。唯一、思いめぐらせたのが、「二年間かあ・・・大丈夫かな、au・・・(苦笑)」。


ソフトバンクのi-phoneが話題ですが、auは一番割りを食いそうな構図に見えます。二年間で逝ってしまうことはないとしても、こんな時、どんな対応がお勧めかを考えてみます。


まず、今回の発端となっているソフトバンクの商品ですが、これは完全にシーズ不足を外部から調達するというオーソドックスな展開と言えます。つまり、ソフトバンクからの脅威はソフトバンク自体で作ったものではありません。


自社シーズから他社シーズ活用に競争ステージが移っていますので、対抗するのであれば同様なフレームが有効です。なぜなら、現時点でシェアは上位にいるからです。これが下位であれば新たな競争フレームが必要でしょう。


反対から見れば、ソフトバンクは下位のシェアである以上、競争フレームを変える必要があるので外部シーズの積極的な活用に至ったということです。パントーンとのコラボもその流れ、もしくは、呼び水だったとも受け取れます。


さて、auですが、外部シーズで最も提携したいのが任天堂でしょう。
Wiiケータイの共同開発&日本での先行導入です。音楽よりカバー層の広いエンタメ、かつ、母体京セラも任天堂も京都本社の地縁(ちょっと強引ですが、トップとのつながりも経営資産です!)なので、コラボの魅力度も高いと考えます。


時間は少々かかりますが、PR効果期待の提携ニュースでもまずは十分です。いづれにせよ、次の一手で大きな投げ技を打ちたいのであれば、こちらもオーソドックスな巴投げと行くのがよろしいかと存じます。
くれぐれもXX2.0のような自社シーズにこだわらないことです。これでも生きていける(?)のは過去からの競争フレームを資産としたトップ企業のみだからです。


とりあえず、向こう二年間のau安泰だけは祈っております(笑)。

07月13日

【第25回マーケティング・ワークショップ研究会】のご報告


7月9日にマーケティング・ワークショップ研究会、平日セッションが実施されました。参加者は8名でした。ご参加の皆様、お疲れ様です。御礼申し上げます。


ソーシャル・マーケティングVer.2と称して、土曜日セッションで実施したものを改定したものです。かなり知恵を絞ってもらわねばならないのは未完の領域だからこそで、そこでは何がキーポイントになりそうかが浮き彫りにされました。収穫大です。難しいテーマですが、早晩やってくる波を体感するのはなかなか有意義だと感じた次第です。


終了後は定期の懇親会です。季節はずれのコラーゲン鍋で乾杯となりました。
いろいろな個人的ニュースに盛り上がったというか、考えさせらたというか・・・、今度は人生に関するワークショップとなりました(笑)。


・・・さて、研究会に関するお知らせです。


【マーケティング・ワークショップ研究会:新規会員募集のお知らせ】


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■2008年下期からの新規参加メンバーを募集します。
月二回の開催で、平日一回・土曜一回のどちらかに参加していただく仕組みです。


■マーケティング・ワークショップ研究会は、こんな研究会を意図しています。
マーケティング知識は本を読めば分かる。実務スキルは仕事をこなしていけば身につく。では、この知識とスキルはいつ一体になるのでしょうか。
そういう問題意識を持ってコンサルティングをしてきましたが、その一つの有効な手法としてワークショップという形式があります。読書会やパネラー形式では習得が難しいマーケティングの知識やスキルを誰もがもっと身近に使えるようになること、そして、そのための多様なメニューを用意することをこの研究会は狙っています。


■マーケティング・ワークショップ研究会は、こんな形で運営をしています。
・メンバーについて:
主催は安原(ヤスハラ・マーケティング・オフィス)です。参加者としてお声をおかけしている人たちは、ヤスハラ・マーケティング・オフィスの業務関連でお付き合いのあるプロのスタッフの方々。安原が講師を勤める公開セミナーの過去参加者、クライアント先の有志の方々です。
現在は20代ー30代の方々中心に男女ほぼ半々の構成となっています。


・時間/場所について:
土曜セッション:月一回 土曜日 10:30-12:30 (次回予定:8月2日)
平日セッション:月一回、水曜日または木曜日、19:30-21:30 (次回予定:8月20日)
場所:渋谷


・費用について:
①参加費:本来、無料でもいいのですが、やはり、会が軽くなる恐れがありますので、一回千円(参加ごと)ということにしたいと思っています。
※終了後、懇親会を予定している会もありますが、これはワリカンです。
②会員登録費:今回からメンバー用のカードを発行します。ここでの経費一式として、登録時のみ千円(初回)をお願いしています。


■参加希望の方へ(参加者の条件について)
①セミ・クローズドにしています。よって、弊社のクライアント先(過去も含め)、弊社の取引先、安原が講師を務めるオープンセミナー出席者に限らせていただきます。
②ワークショップのためのフォーマットなどは主催者が準備しますので、メンバーが用意するものは原則ありません。ですから、マーケティングの経験年数や知識は問いません。むしろ、探究心&向上心を求めます。
また、会議室のキャパもあり、人数も20名を上限と考えておりますので、若干名の募集となっています。何卒、ご理解ください。 


有志の方はヤスハラ・マーケティング・オフィスへメールをいただければと思います。セミナー出席者の方は参加したセミナー名と年月もお願いします。

07月09日

そうでした!
7月7日はヤスハラ・マーケティング・オフィスの創業記念日、でした。お蔭様で会社としては7周年記念です。独立してからは9年目ですけど、今年も特に創業企画はありません。紅白饅頭でも配ろうかと思いましたが、高そうなので止めました。それに人の会社の記念日って、まあ、あまりどうでもいいことだったりするしね。


本日は、社内マーケティング研修ということで府中まで行ってきました。20年以上行ってなかった土地とは言え、あまりの変わりように思い出すものすらない状況でした。いやいや、時の流れは・・・などと、老いたつぶやきが口をつくところです。でも、京王線沿線の他のエリアは車窓から眺める限りは昔の面影バッチリだったので、ちょっと安心しました。


ヤスハラ・マーケティング・オフィスも創業時と実施している研修業務はほとんど同じテーマですが、話させていただく内容やワークショップのメニューはかなりバージョン・アップしています。表層は昔日のままでも、奥まった部分では確実に進化しているのです。進化であれば環境こそが原動力です。これも、ひとえにお客様からいただいた機会によって磨かれたもの、そう想念いたしました。


皆々様には御礼申し上げます。
二日遅れの創業記念日日和です。

07月06日

【第24回マーケティング・ワークショップ研究会】のご報告


7月5日土曜日にマーケティング・ワークショップ研究会が行われました。
今回は6名です。いつもながらゆったりした感じで実施です。


テーマはソーシャル・マーケティング。これには二方向からの視点があります。ひとつは社会性=公益性の強い活動にマーケティングのフレームを活用し、効率性や価値向上を図るもの。もう一方が、企業のような営利団体が効率性を維持しながら社会性向上を図るものです。


まあ、後者の民間企業についてはCSR(Corporate Social Responsibility)が代表的なものですから、やはり、前者の公共組織が対象になる方をソーシャル・マーケティングと狭く呼ぶべきなのかも知れません。
CSRに対比させるなら、アブリベーションはPVE(Public Value Efficiency)あたりになるのでしょうか?


「あなたが渋谷区の区立図書館の責任者になったとして、区民への公益価値を効率的に向上させるにはどんな手順でプランニングすればいいか?」という具体的な設定にしてみました。
環境分析では競合の概念が弱いので3Cではなく2Cで分析とか、マーケティング基本戦略ではターゲティングに図書館非利用の納税者という新たな視点が必要とか、従来のマーケティングが適用できる部分と調整が必要な場部分などが明らかになっていくので、面白い討議となりました。


さて、7月9日の平日セッションはここで指摘されたポイントを事前に組み込んで実施します。
そして、終了後は四半期ごとの懇親会が予定されてます! ご参加予定の方々はよろしくお願いします。

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