ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

12月30日

今年最後の忘年会、といってもシンデレラ・オヤジ中の身なので忘年会はこの一回のみなのだった、は友人と新橋の鹿又で。やっと行けました! 美味い熱燗に丁寧な和食、うー沁みますなあ。


近況報告も日記みたいなものですから、こうやって読み返してもみると2011年はテンコ盛りでした。きっと、いつの年もテンコ盛りなのでしょうけど、人生にまでズシンと沈み込んでくるほどの盛り具合はなかなかありませんね。


来年も何かしらのテンコ盛りの一年でしょうから、せめて丁寧な盛り付けを心掛けようと思っております。それと、もう少し夜もお付き合いができる様になると思いますので、その節はお付き合いのほど、よろしくお願いします。


皆様に置かれましても、盛り付けの妙味溢れる2012年でありますように。

12月23日

2011年も最終週を迎えようとしてます。


本年もクライアントの皆様、協力していただいた皆様のお陰で、充実した一年となりました。自分自身がどこまで皆々様に貢献できたのかは甚だ疑問もあります。


しかし、既存クライアントからの変わらぬ仕事の継続依頼や新規クライアントからの温かいフィードバックをいただくにつけ、間接的なOKサインと解釈させていただいております。


深く御礼申し上げます。


■Indirect dialogu インダイレクト・ダイアローグ
    (直接対決を避けながらの対話)


コンサルティングでの質疑では常に直接対決を避けるような対話を心がけています。もちろん、対話そのものは重要なので常時行います。しかし、対決といった構えにはしないということです。


コンサル場面では質疑のほとんどがこちらからの質問といった形式なので、ちょっと続くだけで回答側のクライアントが詰問されている感覚に陥るからです。


思考vs思考:コンサルタント&クライアントを目指していますが、人の思考の外側には感情のフィルターがあるのです。まさに、そこに人格が存在します。


ちなみに、思考-感情のそのまた外にあるのが、肉体-感覚というボディ・セットです。よって、感覚のフィルターを通って相手のボディに入っていくために、声や姿や動作も重要視される事になるわけです。ここについてはまたの機会に。


さて、この「思考を濃厚に、感情を淡白に」を対話で実現するためには、先の詰問らしき見え方は避けたいところです。そこで、間接的な対話化を目指し、直接対峙から身をかわすフレーズをよく使います。


「なるほど、そういう考え方もありますね」(=相手固有の意見と捉えず、見方の一つといった使い方)、「じゃあ、こんな質問だったらどうですか?」(=こちらの質問に意図はなく、あくまでも道具の一つといった使い方)とかですね。


思考と感情の隙間に空気を入れ込むような応答とでもいいましょうか。まあ、誰も気に止めないであろう部分ではありますが、そんなことに留意しております。


■■Indirect presentation インダイレクト・プレゼンテーション
    (直接対決を避けながらの提案)


案件によっては、コンサルタント側から資料を提示しながら解決案などをプレゼンすることもあります。ここでも高配すべきは相手の感情です。通常、コンサルの提案は刺激度が高い(だからこそ雇われるのだが)ために聞き手の脊髄反射を促すこともしばしばです。


相手のやり方を変えさせようという意図とは言え、対決姿勢でプレゼンテーションをしてしまうと、「これが正しい」「いや違う」といったやり取りが反響板のように共振してしまう恐れがあります。


そこで、相手の反論に相手の目ではなく、プレゼン画面や資料に向かって「そうですか、ここではこういう提示をしていますが、ここに違和感がありそうですね」といったファシリテーター的な立ち位置を示しながら、直接の関係図を避け、感情の地雷が連鎖することを避けていきます。


人は緊張している場面ほど思考-感情の距離が接近し、一体化してしまう傾向があります。よって、どのようにほぐし、どのように避け、どのようにそのパワーを協働に向かってもらえるようにするか、まさに、コンサルタントの力量が問われている小さな勝負どころだと思っています。


12月18日


最近は少し歩いて自由が丘から出先に向かいます。その途中にあるのが九品仏の浄真寺です。境内を抜け、紅葉を眺めての出勤は冷気も心地よく、自分の庭を持たない身には有り難い一瞬となっております。



ヤスハラ・マーケティング・オフィスも年内の外勤稼働日があと2日となりました。後は休み!、というわけではありませんが、師走の収束感はあります。きっと皆さんと同様のことと思いますが、仕事も私生活も意味深い一年でした。多くの方から機縁を頂き、これまた有り難いことと感謝しております。

12月11日

◆浜松でのコンサルティング2案件終了


楽器メーカーでWebサービス部門の事業展開、楽器部門でのブランド再構築のコンサルティングでした。対話型の進行で、こちらから質問が出てはクライアントが答え、それを傾聴しながら課題と解決案をまとめていくというスタイルです。きっと「何、その質問?」というものが少なくなかったと思います。


そんなこんなの4時間セッション×2回もご好評いただけたようで、ホッとしています。お役に立てて何よりです。また、楽譜も読めないし、楽器も弾けない輩にはとても新鮮な経験でした。貴重な機会をいただけ感謝しております。


窓口の方に地元の人気店に案内してもらい、ゲンコツ・ハンバーグなるものをいただきました。3Dなんですよ(笑)。セットメニューで千円以下じゃあ、人が集まりますね。


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◆2012年通年の研修メニュー作成中


現在短期の研修をしているお菓子メーカーで、来年度の通年月一回12回の研修の依頼を受けております。終日12回ですので、マーケティング部員の教育に本腰であることが明確です。一日の三分の二は実務知識、三分の一は現在抱えている現場の課題解決に充てることを提案する予定です。後者は浜松でも行った対話型コンサルティングとなります。


研修では俯瞰した全体像から見た自分の仕事と、行き詰まっている感じがする自分の個別課題の両側から「マーケティングの実務って何が大切なのか?」に迫っていくのが有効です。全体からだけだとマーケティングを実務に活かす機会を肌感覚で持てず、個別からだけだとマーケティングが我流に転落しやすくなるからです。


常に、抽象と具象の複眼を同じ場に成立させることが肝要となります。その大型セッションの機会を与えていただき、光栄です。建築家も施主がいなければただの絵描きすからね。有難うございます。

12月05日

今週は浜松へ2回の日帰り出張が組まれてます。前回行った研修の後、追加でのコンサルティングを要望された2案件です。


さて、ご期待に添えるかどうか。ちょっと緊張しますが、流れに任せて妙案を洗い出しましょう。


■「パートのおじさん」を始めます


12月ともなると、来年のカレンダーに刻々と予定が入って行きます。入ってこないと、これは失業状態となります。それが個人事務所の掟(おきて)なのです、と言いながらも、焦りますよね。


そんな不安を毎年抱きながら12年目の12月に突入しました。来年も予定が埋まりつつあるところを見ると、まだこの仕事を続けなさいというサインなのでしょうね。


そんな中、新しい役割が回って来ました!クライアントのマーケティング部門長が事情により1年ほどの長期離脱となり、それをカバーすべく、非常勤マーケティング部長の任を拝命いたしました。


週一回のマーケティング会議を取りまとめ、活動のためのアドバイスを提供する役割です。まあ、簡単に言うとパートのおじさんっすね。「明日はパートのおじさんが来る日だね」といった社内会話もありそうです。


タオル首に巻いて行こうかなー。


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