ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月23日

ここ数日は色んな事が同時に起きています。パッケージ・デザイン系の業務、調査系の業務、ブランド・シンボル系の業務、社内教育系の業務、執筆系の業務など、マーケティングの範囲内の仕事ではありますが、脳の使用領域は微妙に異なるので、小まめな切り替えが求められます。
頭の休憩に品川の原美術館へ立ち寄りました。薄暮の中庭は美しく、カフェにてビールで熱くなったスイッチを冷ましまて来ました。


もう一つの業務、オープン・セミナー系も予定されています。
2009年5月19日(火)~5月20日(水)商品企画入門セミナー(日本能率協会)です。ご興味のある方はご検討ください。

04月20日

近況報告ですが、以前からRSSでメニューが出ないようになっており、4月から活用できるようにしました。


・・・タイトルを入れるだけなのだが・・・


別に意図があったわけではないですが、近況報告は元々「このサイトは生きています」サインとしてスタートしたのです。つまり、あればそれでよし、のページでした。あまり大した意味もない与太話ばかりですけど、最近は定期的閲覧者も増えた様子で、リクエストもいただきました。ちなみに、リファレンス・ページはきちんと対応しております。


【第42回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


4月18日の土曜日にマーケティング・ワークショップ研究会の土曜セッションが開催されました。参加者は8名でしたご参加有難うございます。今回も「個人のマーケティング・スキルを計測するための手法」です。前回のワークの成果物を提示しての討議でしたので、自然と深みが増して行きます。


次回はメンバーからの提案を素材にしたワークショップを実施します。商品開発プロセスがテーマです。こういったリクエストも大歓迎です。乞う御期待!

04月16日

火曜日はコンサルティングのための準備資料作成、水曜日は終日のクライアント先での打ち合わせ業務でした。現在、会社として同一クライアント内で4案件が平行して走っているため、朝から夕方まで田町周辺で過ごすことになりました。案件ごとの合間がまちまちなので、カフェで読書、定食屋で昼食とつなぎましたが、天気も良いので母校のキャンパスを散歩してみました。学生の姿や近代的な建物に隔世の感を感じながらも、はしはしに懐かしさもありといった一時でした。無責任な日々を述懐するよそ者です。まさにStranger than paradise(笑)。


案件の一つに久々のアイデア会議がありました。拡散タームなので、メンバー全員が数多く原石を持ち寄ります。ファシリテーターと言えども同じ土俵で皆を鼓舞しなければなりません。活気付けのガソリンの意味も含め可能な限りアホな愚案を10件ほど提出させていただきました。内部・外部分け隔てなく全ての参加者がアイデアでストレッチされた状況なせいか、収束タームで他者のアイデアを評価する着眼点が的を得ています。なかなか良い感じに収斂できました。これをベースに外部のプロ・スタッフがひねって、深めて、歩けるように組み立てることになります。自分の提案も幾分かは知的潤滑剤になれたかと安堵しています。エンジンの調子は順調ということです(笑)。


今読んでいる本に知の編集術 (松岡正剛)があります。情報の編集方法として、要約編集と連想編集があると書かれてました。商品開発は要約編集して核を決め、連想編集で膨らませていくといった使い方です。マーケティング活動では、「戦略ー要約編集:戦術ー連想編集」「アイデア拡散ー連想編集:アイデア収束ー要約編集」といった多岐に渡って合致する場面があります。それでありながら、各文脈に沿った表現(きっとこれを編集工学と呼ぶのだろう)を持っている点に興味を覚えました。この文脈代えという手続きもリフレーミングとか言ったりしますしね(笑)。

04月09日

【第41回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


4月9日の木曜日にマーケティング・ワークショップ研究会の平日セッションが開催されました。参加者は6名でした。年度始めでご多忙な中、ご参加感謝いたします。今回は「個人のマーケティング・スキルを計測するための手法」です。マーケティング部門に勤務すると個人の評価がとても難しいわけですが、そこにどのようにアプローチしていくか、皆で検討しました。


弊社の持っている組織側からの評価基準をいくつか紹介し、それを参考に2グループにてワークしてもらいました。手強い抽象度の高いテーマながら、なかなか意味深い切り込み方に関心させられました。次回、土曜日も同じテーマで行きます。せっかくなので、今回のアウトプットを紹介した上で、新たな地平を切り開いてもらいましょう!


※段取りミスで資料配布に至れず、参加の方々には深くお詫びいたします。
 次回、プリントアウトしたものをお渡しします。

04月06日

週末は絶好の花見日和でどこも盛況だったようですね。中目黒もご他聞に漏れず、もの凄い人でした。お花見3要因(晴天、満開、週末)が全部揃いましたから当然でしょうか。分かりやすいです。


■逆張リ半ヒネリ2要因
難度の高い案件を思案しております。ある大型ブランドですが、かなり痛んできてまして、その修復、つまり、ブランド再生の診断・処方・リハビリを託された訳です。まあ、簡単な病であれば弊社に担ぎ込まれることはないので、驚きはありませんけど(苦笑)。


まずは、オーソドックスな検診からスタートしましたが、患部が大きくてなかなか再生の核が見えて来ません。とは言え、このまま時間優先で、無理矢理に差別化ポイントを創ってブランドを組み立てるのは危険です。競合の元気さに煽られ、その方角が気になるところですが、ここはグッとこらえて「逆張り半ひねり」で処方することにしました。


逆張り半ひねりは二つの要素で出来ています。その名のとおり「逆張り」と「半ひねり」です。逆張りは、大きな市場トレンドの反対方向を目指すことです。ヘルシー風潮の中に出すマクドナルドのメガマックのようなものです。人数は少なくても必ずそういう層は残っているものなので、意外と残存者利益のようなものが返ってきたりします。


半ひねりは、ちょっと視点を変えるだけですが新鮮に見せる工夫です。ちゃんこダイニングのような、椅子席で食べることを積極的に肯定するというのはちょっとしたひねりです。ひねり過ぎて、洋風ちゃんこダイニングまで行ってしまうと、別にちゃんこでなくてもいいじゃん、ってなことになり兼ねませんので留意が必要です。


二つを組み合わせた「逆張り半ひねり」は将棋の桂馬、チェスのナイトのような幾分トリッキーな動きです。創り方は、沢山のブランド構成要素の二点だけに注目し、一点は完全な逆張り、もう一点は軽いヒネリに特化していきます。構造は簡単ですが、高い創造性が必要なのでセンスは必須です。自分のセンスは人並ですから、センスある人々のアイデアを引き出すのも弊社の仕事のうちとなります。

04月02日

4月になりました。目黒川の桜もほぼ五部から七部咲きの様相です。花見の方々も増え、今週末にかけて、かなりの盛り上がりになりそうです。



【マーケティング・ワークショップ研究会 新規会員募集のお知らせ】


2009年で研究会の三年目になりました。ここまで継続できたのも有志の方々の積極的な参加があってこそでした。御礼申し上げます。


■2009年4月からの新規参加メンバーを募集
4月も定期の新規募集を実施します。人数的な制約があるため、参加条件を付加させていただいておりますが、志ある方はご検討ください。月二回の開催で、平日一回・土曜一回のどちらかに参加していただく仕組みです。


■マーケティング・ワークショップ研究会の目的
こんな研究会を意図しています。マーケティング知識は本を読めば分かる。実務スキルは仕事をこなしていけば身につく。では、この知識とスキルはいつ一体になるのでしょうか。


そういう問題意識を持ってコンサルティングをしてきましたが、その一つの有効な手法としてワークショップという形式があります。読書会やパネラー形式では習得が難しいマーケティングの知識やスキルを誰もがもっと身近に使えるようになること、そして、そのための多様なメニューを用意し、工夫していくことをこの研究会は狙っています。


■過去に実施してきた主な領域
マーケティング・リサーチ手法、パッケージ・デザイン開発、ブランド・シンボル開発、SP案開発手法、Webプロモーション手法、定量調査の分析手順、などです。また、参加者からのリクエストでテーマを設定して実施することもあります。これらを個人ワークとグループワークの組み合わせによって進行しています。



■マーケティング・ワークショップ研究会の運営形式
(1)メンバーについて:
主催は安原(ヤスハラ・マーケティング・オフィス)です。参加者としてお声をおかけしている人たちは、ヤスハラ・マーケティング・オフィスの業務関連でお付き合いのある外部スタッフの方々。安原が講師を勤める公開セミナーの過去参加者、クライアント先の有志の方々です。
現在は20代ー30代の方々中心に男女ほぼ半々、約30名の登録となっています。


(2)時間/場所について:
土曜セッション:月一回 土曜日 11:00-13:00 
平日セッション:月一回、水曜日または木曜日、19:15-21:15 
場所:随時変わります。2009年は目黒・恵比寿周辺が主な会場です。 


(3)年間日程について (仮設定ですので変更があり得ます)
毎月のワークショップ・テーマは平日・土曜とも同じです。どちらかのセッションが先に実施し、そこで吸収されたヒントはもう一方のセッションにバージョン・アップされた形で反映される仕組みとなっています。
従って、どちらか参加すればテーマをカバーできます。ただし、個人的に深めたいテーマがある場合は両方参加もOKです。


【平日セッション】
4月9日木曜
5月13日水曜
6月25日木曜
7月15日水曜
8月13日木曜
9月19日木曜
10月14日水曜
11月18日水曜
12月16日水曜


【土曜セッション】
4月18日
5月23日
6月13日
7月11日
8月22日
9月26日
10月17日
11月14日
12月12日


(4)費用について:
・参加費:本来、無料でもいいのですが、やはり、会が軽くなる恐れがありますので、一回千円(参加ごと)に設定しています。
※終了後の懇親会を3ヶ月に1回で予定していますが、これはワリカンです。


・会員登録費:メンバー用のカードを発行します。ここでの経費一式として、カード発行時のみ千円(初回)をお願いしています。


■参加希望の方へ(参加者の条件について)
物理的に人数の制約があるため、セミ・クローズドにしています。
よって、弊社のクライアント先(過去も含め)、弊社の取引先、安原が講師を務めるオープンセミナー出席者に限定させていただきます。何卒、ご理解ください。


・ワークショップのためのフォーマットなどは主催者が準備しますので、メンバーが用意するものは原則ありません。ですから、マーケティングの経験年数や知識は問いません。むしろ、探究心&向上心、強いて言うなら自己研鑽力を求めます。


・一回の参加人数が20名上限と考えております。実際には5名から15名の間で運営されてきましたので、登録との歩留まりから若干名の募集となっています。


・参加は平日か土曜のどちらかセッションに所属してもらいますが、事前に申し出てもらえれば他のセッションへの振り替えもOKです。


・有志の方はヤスハラ・マーケティング・オフィスへメールをいただければと思います。また、小生のセミナー出席者の方は参加したセミナー名と年月もお願いします。

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