ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月28日

なかなか多忙な4月でした。
5月もコンサルティング業務に加えオープンセミナーが複数あり、6月は出張を伴なう社内研修ウィークが待っています。


今週後半からゴールデン・ウィークです。仕事も一息つくこの時期、未読の本に没入しようと決意しております。哲学・科学・社会学・数学・宗教学などなど、積読を逆手にとったゴチャマゼの好機です(笑)。


【お知らせ】
5月にオープンセミナーが開催されます。
ご興味のある方はご検討ください。


■2010年5月18日(火)~5月19日(水) 
「強いブランド創りのための商品企画入門セミナー」
内容はこんな感じです(pdf)


■2010年5月25日(火)~5月26日(水) 
「図解でよく分かるマーケティング実務入門セミナー」
こちらの内容はこんな感じです!(pdf)

04月21日

あまり時間に追われる案件は受けないようにしています。個人事務所なので、特定の仕事の業務ラッシュは他のクライアントに影響がでる危険があるからです。そうは言いながらも、年に一回や二回、短期集中コンサル案件が来ます。


そんな仕事を抱えて走っておりましたが、本日やっと目処が立ちました。脳みそ稼働率もピークから徐々に減速となります。脳内筋肉が鍛えられたことが実感できますね。たまには必要なのでしょう。


【第64回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


先週15日に平日セッションが実施されました。男性5名のご参加でした。男性のみというのは過去記憶がないので、意外にも初めてかも? まずは、ご参加に感謝いたします。


今回はリフレーミングVer.2です。一回目と決定的に違うのは、こちらが提示した8つの方法に対して、新たな方法を提示することです。そして、提案されたのが「旬な文化や流行している現象を文脈として取り込む」というものです。セグメンテーションに適用するには無理がありますが、プロモーション活用としては面白いので、短期的なキャンペーンには使えそうです。


【5月の予告】


さて、次回は「直感で企画書を作る方法」です。大胆ですなあ(笑)。まあ、内容は至って真面目です。アブダクション(abduction)という、演繹(deduction)、帰納(induction)に対する第三の方法を意識的に企画書作成に取り込むというものです。


実際、現在のコンサルティング先で行ったものをワークショップにします。この時は、アブダクションを手順として使って、あるサービス財ビッグ・ブランドが今秋に実施するマーケティング企画書を策定しました。時間があまりないという背景があったからですけど。


直感から生まれたコンセプト・アイデアを先行させ、環境変化との適用度を後から検討し、そこに適応するためのコンセプトの深堀・細部の改修という段取りを採用した訳です。


つまり、定石の企画策定とは順序が逆なのです。もちろん、企画書自体の仕立てはオーソドックスで、さも何もなかったような見え方となっております・・・当然か(笑)。


個人的にはよくやる方式ですが、プロジェクトメンバー全員が合意の上で積極的に加担するのはユニークです。そんな忙しい現場での利用を想定し、一般化した枠組みをグループワークで試験します。


果たして、誰でもどこでも使えるようになるのか? 
乞うご期待です!

04月14日

【第63回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


4月10日に土曜セッションが実施されました。参加者は5名でした。二桁続きましたが、今回は少数精鋭の会となりました。お花見の季節にご参加いただき、深く御礼申し上げます。有難うございます。


テーマは「ロングセラー商品の育成方法」です。メンバーの一人が勤めている某社のロングセラー商品「C」が25周年だそうで、ならば、これからの25年を生き延びるために何が必要かを他業界のロングセラー事例から学び、この商品に応用してみようという段取りです。


進め方の一つに「長生きしている芸能人からコツを学ぶ」というのを混ぜてみました。スマップとか氷川きよしとか出てきましたよ、予想通り(笑)。ここから学んだ要素が意外にもロングセラー商品のアイデアに繋がるのが面白いですね。



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【マーケティング・ワークショップ研究会 新規会員募集のお知らせ】


2010年で研究会も4年目に突入しました。御礼申し上げます。4月からの新規募集を実施します。


人数的な制約があるため、参加条件を付加させていただいておりますが、志ある方はご検討ください。月二回の開催で、平日一回・土曜一回のどちらかに参加していただく仕組みです。


毎月のワークショップ・テーマは平日・土曜とも同じです。どちらかのセッションが先に実施し、そこで吸収されたヒントはもう一方のセッションにバージョン・アップされた形で反映されます。


■マーケティング・ワークショップ研究会の目的


ワークショップという形式で、読書会やパネラー形式では習得が難しいマーケティングの知識やスキルに直接体感してもらうことを意図しています。
また、知的エンターテイメント性も大切にし、グループ内での討議そのものをどうやったら盛り上がるのかも探求しています。


■マーケティング・ワークショップ研究会の運営形式


(1)メンバーについて:
主催は安原(ヤスハラ・マーケティング・オフィス)です。参加者としてお声をおかけしている人たちは、ヤスハラ・マーケティング・オフィスの業務関連でお付き合いのある外部スタッフの方々。安原が講師を勤める公開セミナーの過去参加者、クライアント先の有志の方々です。
現在は20代ー30代の方々中心に男女ほぼ半々、約50名の登録となっています。


(2)時間/場所について:
土曜セッション:月一回 土曜日 11:00-13:00 
平日セッション:月一回、19:15-21:15 
場所:随時変わります。2009年は目黒・恵比寿周辺が主な会場です。 


(3)費用について:
気になる参加費(笑):本来、無料でもいいのですが、やはり、会が軽くなる恐れがありますので、一回千円(参加ごと)に設定しています。
※終了後の懇親会を3ヶ月に1回で予定していますが、これはワリカンです。


■参加希望の方へ(参加者の条件について)


・物理的に人数の制約があるため、セミ・クローズドにしています。
よって、弊社のクライアント先(過去も含め)、弊社の取引先、安原が講師を務めるオープンセミナー出席者に限定させていただきます。何卒、ご理解ください。


・ワークショップのためのフォーマットなどは主催者が準備しますので、メンバーが用意するものは原則ありません。ですから、マーケティングの経験年数や知識は問いません。むしろ、仕事以外でこういった会に参加するのにはパワーがいりますから、探究心&好奇心が重要なようです。


・一回の参加人数が20名上限と考えております。実際には5名から15名の間で運営されてきましたので、登録との歩留まりから若干名の募集となっています。


・参加は平日か土曜のどちらかセッションに所属してもらいますが、事前に申し出てもらえれば他のセッションへの振り替えもOKです。


・有志の方はヤスハラ・マーケティング・オフィスへメールをください。また、小生のセミナー出席者の方は参加したセミナー名と年月もお願いします。

04月11日

4月になると新規案件で声がかかることが多くなります。今週は2社、短期の社内マーケティング研修と中期のブランド戦略立案のお仕事を拝受することになりました。


前者では、事前に担当窓口の方が自分のオープン・セミナーをオブザーブし、講師の品質を確認してからの発注でした。桜の季節ですから、試験に合格した感じですね。やっぱり、ちょっと嬉しかったりします。


もう一方の案件は、現在コンサルティングをしている先からのご紹介です。推奨意向があるということですので、行っている今の業務に間接的ながら評価をいただいていることになります。これも自信を与えていただけるので、有り難い広がり方です。


ご縁をたぐっていただき、深く感謝いたします。


■直感力を生かす人物


今週、新商品開発プロジェクトで有識者へのデプス・インタビューを実施しました。複数のコンセプト案に方向性を持たせるための調査です。非常に新しい領域を目指すため、通常の定性調査を採用しませんでした。


想定ターゲットへのヒアリングは既存の商品からの比較といった一般論に終始する危険があり、新しければ新しいコンセプトほど意味が伝わらず、拒絶されるだけで終わることが多いからです。


さて、お呼びした有識者は3名。それぞれの分野で最先端のお仕事をされている女性に来ていただきました。さすがに迫力が違います。特に凄いのは直感力、そして、その発露のさせ方です。


こちらがかなり時間をかけて練りこんだ案のポイントをたやすく見抜き、それでいて評論家にならず、ご自分の好き嫌いといった主観的判断にも、微妙なニュアンスをきちんと言葉で添えながら説明出来る、そんな方々でした。


直感力は未来を現実に取り込む才能の一つですが、それ自体は誰にでもあります。しかし、ここに高度な言語操作を経る表現力と、自身の感覚が出てきた経緯を外さない内省力が加わるとなると、これは一般人のそれとは次元が異なります。会話からにじみ出る叡智としてこちらに迫ってくるのです。


もちろん、そういった人を人選していますので、驚く事自体が失礼ですが、驚きました。失礼しました(笑)。素晴らしい機会を授かったことに御礼申し上げます。

04月05日

中目黒も満開となりました。日曜日は4階のオフィスの外から桜を見下ろしながらのお花見です。花冷えも寒く、着込んで臨んだにも関わらず、あっという間の退散となりました。暖かい屋内に駆け込んで、ただの宴会に切り替えです。



4月になって、急ぎの案件が入ってきました。5月中旬をゴールに短期集中プロジェクトのコンサルティングをします。プロジェクト形式ですと、こちらの役割は相手の期待とメンバーの構成によって融通無碍に変わります。機能が弱ければカウンセラーだったり、頓挫しそうであれば医者だったり、未経験者ばかりならコーチャーだったり、プレゼンが勝負どころなら用心棒だったり・・・。


さてはて、今回はテーマ、目的、時間が明確でありながら難度が高い案件です。メンバーも足腰強靭な方々ばかりのようなので、こちらの役回りは山登りシェルパでしょうか。当該ケースの場合、無事登頂するためには準備も大切ですが、身軽さはもっと重要です。最短距離を一気に山頂を目指します。

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