ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

10月31日

業務が月―金、朝―晩とラッシュしました。手帳のスケジュールは1週間が書き込みでびっちりとは、たぶん、今年最も働いた週ではないかと思っております。


過去を見ても10月―11月は繁忙期となっています。クライアントも入れ替わるし、仕事内容も変化していくのに、この集中パターンは不思議ですなあ。
昨今の経済状況から見れば有難い限りではありますが、神経系+筋肉系ともに完全消耗となり、やっとこさで土曜日を迎えています。必然、近況報告も無沙汰でした。


金曜日の夜19:00、今週の業務が完了後、近所にある中目黒の居酒屋ウオツネにて働き者の自分に慰労会です。好きな青魚モノの刺身、エイヒレ、一夜干し系の焼き魚などなど、なかなかの人気店だけあって美味いです。燗酒をキュっとやるにはいい季節となりました。


一週間ぶりのお酒が五臓六腑+三脳(大脳・小脳・脳幹)に沁みますね。思考能力ほぼゼロ状態から幾分か復活です、というか、酔っ払って疲労がさも消えたような錯覚なのでしょうけど。


いい気分になったところでフニャっと浮かんだのが、「そう言えば今年が独立10周年だった」ということです。我ながら、「よくここまで来たなあ」という感慨もあり、何か記念企画のようなものとして、近況報告に「ヤスハラ・マーケティング・オフィス10年レビュー駄文報告書」なるものをツラツラと書いてみようと思います!


まずその前に、これからの4連休です。完全休養に充てます。
ヤル気あるのかな?(笑)

10月23日

マーケティング・プロフェッショナル・コースも発表会向けの作業に突入しました。最終コーナーですね。先般、このコースで第一三共ヘルスケアのK氏から実務家としての講演があり、、商品までの最後の30cm、肘から指先までの長さこそプロモーションの真骨頂であることを再認させられました。


特に、デジタルサイネージの中でも店内シェルフでの販促物であるデジポップの使い方は、「そこまでやるのか!」というぐらいの内容でした。勉強させていただき、有難うございます。


◆ここにきてマーケティング・リサーチ案件が重なってきており、リサーチャーの方々とお話する機会も増えております。昨今の経済状況からリサーチ全体の市場も立ち直りを見せているようで、外資系を中心に業種関係なく調査件数が復活しているそうです。一部、こちらの予定を変更せざるを得ない状況まできています。


今後、内資系(つまり国内資本の会社)も追従していくのではと思っております。しかし、これは単なる市況の回復ではありません。「必要なリサーチは何か?」という基点から派生してきていますから、分析者へのリクエスト・レベルは高くなるのではないでしょうか。感謝すべき鍛錬の機会です。


◆あるクライアント向けの社内セミナーを準備しております。リクエストに沿って、「失敗から学ぶ」をテーマとした内容を組む予定です。表面的な失敗だけでなく、水面下での失敗も含んでみようと思っており、了承をいただきました。


目に見える失敗には、目に見えない無理・矛盾を背景に抱えていることが多いので、そういったことこそ学べればと考えたからです。とはいえ、これをプログラム化するのは大変です。コンサルティング経験の言語化は一種の挑戦です。


※さて、ご連絡です。
半期に一度の「強いブランド創りのための 商品企画入門セミナー」が11月5日(木)~11月6日(金)に開催されます。ご興味のある方はご検討ください。

10月20日

クライアントの新規プロジェクトのサポート案件がスタートしました。難度の高いお題ですが・・・まあ、難度が低いテーマが来るはずもないのだが(苦笑)、メンバーの協力を最大限に得て、未知の世界を具案いたします。


果たして、どういう展開となるのでしょうか?


【第54回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


土曜セッションが17日に実施されました。平日の内容を受けて、「マーケティング文章書き方研究Ver.2」です。参加者は11名。休日ながら、こちらも積極的なご参加いただいております。御礼申し上げます。


平日がペア中心のワークだったのに対し、土曜日は個人ワーク+グループワークの二階建てとしてみました。発表後はマーケティング翻訳の自分なりの極意を語らせていただきました。何らかのお役に立てれば光栄です。


11月はスペシャル月間として・・・まあ、いつもスペシャルのつもりなのだが(笑)、外部の方の協力を得て、新たな仕込みを予定しております。


果たして、どういう顛末となるのでしょうか?


10月16日

今週は業務がかなりテンコモリで、最後はガス欠でした(苦笑)。その合間に研究会が実施されております。不思議とエネルギーをもらえているのが有難いです。


【第53回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


平日セッションが14日に実施されました。5名という相変わらずの少数精鋭による会となっております。積極的なご参加、深く感謝いたします。


さて今回は、一部の人からリクエストがあった「マーケティング文章書き方研究」です。従来の内容に比べると、ちょっと異色な感じがしますが、これも妙趣と思って実施させていただきました。


現物の商品パンフレットから大元にあったであろう企画書を起こしたり、店頭の販促物から誰もが分かる工場見学用の解説書を作るといったマーケティング的な翻訳がテーマとなっております。


これらは場数がとても重要なので、ペア3組(自分も入って)でどんどん回していくサーキット・トレーニングのスタイルです。かなりハードですが、この分野は体で覚える方が早いと信じています。


参加者の面々は面白がってくれていたので、土曜セッションも原則これに沿って実施する予定です。よろしくお願い致します。


10月11日

週末に仕事が食い込むことが多くなってきている中、久々のちょっとゆっくりできる3連休です。まあ、どれか一日はコンサルティング用のプロジェクト・フォーマット作成やオープンセミナー用の資料準備などに充てねばなりませんが、それでも相対的には緩めなのが有難いです。


■骨董品を初めて買う人
弊社へのマーケティング・コンサルティング依頼は通常、何らかの事前接点があってから来るのが普通です。本、セミナー、知り合いからの紹介などなど、概観を窺ってから、「では、一回話を聞いてみようか」となります。


先日、珍しく、この前振りなしでいきなりコンサルティング業務についての話を聞きたいという企業に呼ばれました。まずは、お声をお掛けいただき光栄です。


外部のコンサルタントを入れるのは初めてということでありながら、案件としては急ぎの状況で複数のコンサルタントから話を聞いているそうです。依頼内容もさることながら、どういう会社をパートナーとして採用すればいいのかについても難儀している様子でした。


しがない個人事務所が高邁な語りをしても仕様がないので、「どのようにコンサルタントを選べばいいか?」をテーマにやり取りをさせていただきました。こういう状況を「骨董品を初めて買う人」に見立てて説明しました。


(1)「何かいいもの」を得たいという漫然とした希望
(2)「変なもの」を掴まされたくないという茫洋とした恐怖


まずは、前者(1)はコンサルタント側にあるものでなはないので、自分たちで規定する必要があります。


意外と自分たちの欲しいものを明確にするのは難しいものです。この時、案件の成功状態を100%として、0%の成功(つまり完全な失敗)までを区分けし、どういう状態か見てみると、複数のリクエストが絡んでいることが分かります。また、中間ゴールと最終ゴールも区分けできます。
「骨董品を買って、いい買い物をしたと呼べる状況」を事前にメモしてお店に入っていくようなものです。


次に、(2)ですが、これは感情的なもので、コンサルタント側と自分との間の関係に起因します。


特に見えないものほど妄想をかきたて易いですから、ここは相手との共有時間を増やすことが大切です。上掲の相手の概観はここを意味します。
まずは数多く店に入ることで気配から信頼関係のベースとなる相性を探るわけです。


今回も含め通常は契約話の前に、案件に沿った大まかなマーケティング業務をテーマにした一回完結型の社内セミナー実施を勧めています。
(1)(2)を一括してさばく目的もあります。有償ですが、そこで終わってもお互いが納得できる(同時に、負い目が発生しない)ようにしたいからです。


「骨董品選びに入る前に店主から一般的な骨董品論を聞いてみる」のであれば、そこで骨董品を買わなくても鑑賞眼が養われます。


10月06日

◆最近、仕事で習知しました。
腹巻きって、女性向けにはウエスト・ウオーマーと呼ばれて販売されているんですね。確かにハラマキに表記を変えたとしても昭和の響きは避けられません。


英語はbelly-warmer tieらしいので、造語のようです。「職安→ハローワーク」パターンかな? いずれにせよ、かなり利用意向者の情緒的抵抗感を弱めることに成功しています。


◆最近、仕事で熟案しています。
久々に野心的な目標を設定しているクライアントのプロジェクトが佳境を迎えているからです。どのくらいの大願かというと、「現在、ある市場でシェアNO.3の位置を5年後にNO.1にする!」というものです。「おおー」っていう感じですね。


乾坤一擲な部分はありますが、戦略となるべき道筋は決定しました。果たして、お客さんの支持は得られるのか?、それに見合う価値あるアイデアが出せるか?、勝負どころに向かって進んでいきます。


◆最近、仕事以外で堪能しました。
ご近所のバーBird Song Cafeでのライブ演奏にお邪魔してきました。マスターは弊社主催マーケティング・ワークショップ研究会のメンバーでもあり、元広告代理店勤務という経歴の方なのです。


ギター弾き語りの女性ボーカルは秋の夜長に相応しく、月夜の晩、バーボンのソーダ割りとちょっと懐かしい音楽が沁み透って、昔の記憶を揺らぎ出してくれます。

10月01日

10月はかなり業務が詰まっており、踏ん張り月です。特に、実施に向かって次の具体的な展開を目指す案件が多いので、クリエイティビティ強化月間となりそうです。


◆リファレンスをアップしました!
「B2B企業の3つのマーケティング・スタイルと適用領域」です。プッシュ型ープル型ーパル型のスタイル違いを反映したB2Bマーケティングのポイントです。ご参照ください。


【第52回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


先週土曜日実施のご報告です。9名のご参加、有難うございます。


テーマは「大きなトレンドを分解するためのツール研究 Ver.2」です。
健康志向にプラスしてエコ志向のグループも設定させていただきました。こちらもトレンドの塊としての奥が深いですね。


トレンド肯定派と否定派に真正エコが分かれ、この対極にある仮面エコもエゴ派、セコ派などのエコ分化が見られ(笑)・・・、といった宗派図解のような整理で発表まで行きつきました!


終了後の昼食会では、デザイナーSさんから本会の新たな会員証デザイン案が披露されました。オシャレなものから骨太なものまで、Sさんのご尽力に深く感謝いたします。有難うございます。


他のメンバーからデザイン系の仕事発注の話も出てきていましたね。こういったパルな繋がりも、主催者にはちょっと嬉しいものです。

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