ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

05月21日

今日は内勤日、というか、ほぼ連日が内勤日です。子供と一緒に近所の図書館へ。水曜日の朝9:00だと当然だがガラガラです。


■有名人の範囲、一つの宇宙から多次元宇宙へ


最近、何度となく経験したのは、「・・・さんって知ってますか? ・・・で有名ですよね」という感じの質問です。そして、「は?・・・知らんです」という自分の応答もセットです。相手が有名と思っていても初めて聞く名前の人が増えています。


この有名な人って別にマスコミにめちゃ登場っていうわけでもなく、あるネット上のサイトやコミュニティに頻度多く登場する人で、本人もマメに情報発信しているような人なんですね。どうも有名人認定の個人差が大きくなっているようなのです。ここでの有名度をマーケティング的な表現をすると、認知率と認知者ベースでの第一想起率の違いなので、「広がり」と「強さ」で言うと「強さ」です。今までの有名人とは意味が異なってきてます。
 

この体験の話を自分は好意的に受け止めています。ある範囲で有名かどうかっていうのは、「みんなが知っている人は有名だ!」に比べ、「私が知っている人は有名と言える!」のほうが個人の世界観が反映されているからです。宇宙は一つしかないという発想から、宇宙は多次元で私の宇宙はここ、ってな気配を感じるからでしょうか。


極端な話、家族が宇宙なら母親は子供にとって超有名人です。認知率が高いから凄いではなく、余人をもって代えがたいが故に凄いわけです。すると、父系的有名から母系的有名な風潮になりつつあるのかもしれません。総有名人数が増えているので、相対的に覚えてもらえる1人当たりの総量は下がってきます。つまり、忘れられていくわけです。


従来の父系的有名人はヒエラルキーが重要でしたから、自分の名を高い位置で保ってくれるのは認知を下部で支える人数であり、まさに生命線です。無名に落ちていく恐怖から解放されるには、常に「みんな知っているから凄い、をもっともっと」という超有名人を追求し、ピラミッドの頂点が自然に下がっていくことへ抗うことになります。


いかんせん、多次元宇宙すべてをカバーできないので、徐々に疲弊していくでしょう。はたまた、偏在することで母系的有名に転換するかのどちらかですな。

05月05日

GWネタで3題・・・すみません、仕事もほどほどな日々の生活をご報告します


◆テニスで痛めた肩を整形外科で見てもらったところ、間接が間延びした状態ということで、ヒアルロン酸を肩に直接注射することになったのでした。検診で、ドクターは両肩のレントゲン写真を丁寧に比較しながら、理路整然と緻密な医学解説をしてくれました。そして、「一言で言うと、五十肩です」と見事に〆ていただきました。


スポーツ疲労からの復元力が云々も結局は年齢なんですな。これから毎週4回、注射4本のために通います。ヒアルロン酸は潤滑油のようなものだそうです。油をさしてねってことです。あまり痛くないのが救いかな


◆どんな生活習慣でもいったん定着してしまったものを改めるのはちょっと大変です。自分のメンタル・モデル、つまり、出来上がってしまった思考と態度のパターンなのでそこから抜け出すのは一苦労なのです。そこでです。同じく生活習慣的なものを総入れ替えしたりして、自分への「生活習慣を変えようとしている自分」に気が付かせるのも一手と思っています。


新たに民芸調の湯呑茶碗をデザインバラバラに5個、北欧風のタオルを全てカラーリング違いで8枚購入して、そのまま一気に普段使いへ。両方とも口元や肌感で生活に変化が伝わってくるので、使うたびに「生活習慣を変えるって言っている自分」を思い出せるのです。過去、もっとも成功率の高い方法のような気がしています。あとは慣れる前に習慣が切り替わるかですが、これはもう勝負ですな。


◆GWだからと言っても、すべて子どもとどこかに行くというのは不可能です。疲れるし、混んでるし、五十肩だし・・・。ということで、家の中の有モノの玩具で何とか凌ぐようにする訳ですが、今度は飽きが問題になります。「またこれで遊ぶのかー」と思った瞬間にしんどい時間と化してしまうからです。


そこで、自助努力でなんとか興味を保たせようと、「極める!」をテーマに子供用のブロックと戯れております。幼児用のブロックですから、レゴのような緻密さもなく、ただひたすら原初的な形状とアンパンマンのキャラに向き合わねばなりません。それでも、チャレンジを繰り返していくと、たまに我ながら変なものが出来上がり、モチベーションも再興したりするのでした。


手持ちのブロックでどこまで大きな三角形ができるかの図です。手筋を誤るとすぐ崩落するので、原理は建築のようなものなのかな。



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