ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月24日

◆今年は震災の影響から、マーケティング・コンサルタントの出番も減ってしかるべきと思ってました。ならば中・長期の活動に時間を充てようと考えていた矢先、4月後半になって業務依頼が増えてきました。まずはこのだだっ広い世界で弊社を見つけていただき光栄です。感謝いたします。打ち合わせやらで一気に忙しさが加速しております。


◆引越し先を探しております。生活兼の事務所なので手狭さ加減に手を焼きつつあり、去年から暇を見つけては物件を見に行っておりました。個人事務所のアドバンテージである固定費節約の面からも、中目黒周辺は諦め、城北や城東もどうかななどと探索しましたが、フィットせずで今日に至っています。果たして良縁を引き寄せることができるのか?


◆以前からマーケティング業務においてコンテンツ開発は重要な課題でした。ブランド構築などはまさにコンテンの塊ですからね。最近はそれを重層的に活用するためにWebメディアとの適応、戦略PRへの展開などといった幅広い、かつ、深い業務を求められています。多様なメンバーを組み込む前提でコンサルティングをしますので、俄然、優秀なプロフェッショナルを探すことも大切な仕事となります。人物重視なので、クチコミを頼りに手繰っています。

04月19日

さらっと書くので、さらっと読み流してね。


科学は失敗を前提に発達するもので、失敗を認めないものは科学とは言えない。失敗から学びながら発展することが健全な科学の姿なのである。もし、「絶対に失敗しないから」という前提で実装される技術があったとしたら、それは科学とは異なる何かを基にしたものだろう。


唯一、失敗そのものを否定できる存在は宗教である。しかし、健全な宗教は技術として実装されることを好まない。それは宗教を湾曲し、エゴを増幅させる危険な行為だからだ。つまり、失敗を許容しない新しい科学技術は不健全な新興宗教の一種と言える。


04月11日

4月11日です。いかがお過ごしでしょうか。こと原発事故に関しては、風評被害が福島→東北→日本→世界といった同心円を描くように広がっています。


■「真・鎖国」から400年ぶりに「逆・鎖国」の時代へ


日本へ来る外国の観光客は激減後も少ないままであり、在日していた外国人も母国や新たな国へ旅立って行きつつあります。相当な期間、この傾向は続くものと覚悟する必要がありそうです。


江戸時代の鎖国が自主的な外国交流の制限だとすると、今度は全ての国から日本交流の制限といった様相を呈しています。まさに逆・鎖国です。この前は鎖国-黒船-開国の順でしたが、今回は開国-黒船-鎖国なところも逆に見えますなあ。


昨今の開国状態はグローバリゼーションの潮流に乗り続けることでした。若干の迷いや後ろめたさを感じながらも世界経済の一部として稼働し、その存在感を誇りにしたこともありました。でも経済部門ベスト2位が上限だったけどね(苦笑)。


「逆・鎖国」では自動的にこのグローバリゼーションの機会から疎外されます。日本を避けながら世界経済を組み立てようという方向になっていくからです。悪い冗句のように聞こえますか?、でも、ここにこそ意味を見いだせるのかなと思っています。


つまり、グローバリゼーションの機会を失うのであれば、グローバリゼーションの脅威こそ「逆・鎖国」時代の日本が取り込む新たな種となりえるのではないかと考えます。


未だにグローバリゼーションに対するカウンター思想を具現化できた国は少ししか無く(ブータンとか一部)、ましてや、グローバリゼーション推進チームから反旗を翻した国はありません。


もちろん、グローバリゼーションの経済的な機会獲得を継続しようとする、ないしは、今さら引けず押し続けるしかない企業や人々は祖国を離れ、場合によっては海外に本拠地を設けることもあるでしょう。当時の山田長政のような選択も充分にあり得るのです。


いずれにせよ、まるで踏み絵のような問いを我々に迫ってくることは間違いないですね。

04月06日

世間では4月は始まりの季節と銘打っておりますが、個人事務所なのでワタクシには関係ありません、と昔から信じておった訳でして、さりながら、今年はなぜか新たな人々にお目にかかり、その度に、社会やら生活やらへのこなれ過ぎた態度に神妙な意識が喚起され、すると、見知らぬ集団にたじろぎながらもにじり寄ろうとする新人のような気分にもなり、ふと、そんなことは何年ぶりかと数えるも指たりなく、ちょっとノスタルジックでメランコリーでアンニュイでロックな思い出だったりする一方で、薄切りにした人生後半も重ねたり包んだり巻いたり焦がしたりして、たとえそれがゾワゾワしていたとしても、やはり春に桜もたけなわな日々をフワフワと過ごしております。

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