ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

08月25日

本日は貴重な内勤日として沈思黙考型業務に終始します。
一日中オフィスでは息詰まるので、PCを持って近所にある静かなカフェへ向かいました。潰れてました。沈思黙考というより沈黙そのものです。静かすぎるというより悲しすぎますな。


よって、代替候補のカフェへ。こちらは随分と繁盛しており、騒思轟考型業務向きでしょうか。マーケティングの仕事ですからね、閑古鳥よりは得られるエネルギーも多いでしょうから、良しとします。


どちらの店舗もテスト・マーケティングっぽい感じの展開なので、明暗分かれました。なかなか厳しい世界です。閉会式のないオリンピックです。

08月20日

【第27回マーケティング・ワークショップ研究会】のご報告


8月20日水曜日にマーケティング・ワークショップ研究会、平日セッションが実施されました。参加者は10名でした。ご参加の皆様、お疲れ様です。御礼申し上げます。


今回も、最先端のテーマの一つと考えている「サーチ&シェアにおける消費者行動極大化」です。これをツール化したSS-MAXをメンバーで使ってみます。商品カテゴリーを問わず、どんなケースでも適用できるのか?、そのためにはどこがポイントか?という討議をしていただきました。


検索行動の本質は言語、つまり、言葉です。言葉の扱い方、言葉の組み立て方こそが検索行動に影響を及ぼします。よって、高度な言語操作能力が問われるのは致し方ないです。
まあ、自分の場合、これが本業ではないので、現場ではセンスあるコピーライターを起用してますけどね。それにしても、なかなか仕事のネタに事欠きませんなあ。

08月16日

やっと夏休みらしい青空となりました。暑くても親しみのある天候です。東京も温帯ー亜熱帯ー熱帯を行ったり来たりしているような・・・
温帯の梅雨→熱帯の雨季→温帯の夏→亜熱帯の台風季?


2008年お盆休みの日記です。


◆深川の富岡八幡宮の祭へ行く。和太鼓を眺めて、夏祭り気分を味わう。そして、新橋に移動し、馴染みの一楽にて旬のハモやアワビなどを食す。暑気払いである。


◆新宿にて、ロールタイプのアロマ・オイルを買う。疲れたら手首につけるタイプである。特に、クーラーが効いた場所での長時間の仕事に良い。ついでに、バーナーとしてアロマ・ライトも仕入れる。社員にやさしい福利厚生の一環である。


◆近所にあるアスレチック・クラブのプールにて泳ぐ。3人ほどしかいない。お盆で空いているわけではなく、北島選手の決勝と同時刻だったからである。気持だけは次期オリンピック出場を目指す。

08月09日

木曜ー金曜とちょっとハードな終日二日間を過ごし、遂に、お盆休みに突入です。弊社の公式な休み(個人事務所の休業日に公式と私式の区分があるのか?・・・苦笑)ではありませんが、クライアント先が休みとなれば自動的に休みとなります。


確かに、これだけ暑いと体力の消耗度も厳しいですから、順当な安息ウイークと言えましょう。来週12日のみ仕事が3件入っている(意図的に塊にさせていただいてます・・・御礼)だけで、9日ー18日がお盆休みになる見込みです。まあ、いろいろ出来そうな有難い時間ですね。


ちなみに、弊社の公式の夏休みは9月です。現時点の希望日程は9月1日から23日までです! (過去、額面通り取れたことはありませんけど・・・疑心)

08月05日

【第26回マーケティング・ワークショップ研究会】のご報告


8月2日土曜日にマーケティング・ワークショップ研究会、土曜セッションが実施されました。土曜日らしくこじんまりと参加者は5名でした。とはいえ、この暑い中、ご参加の皆様、お疲れ様です。御礼申し上げます。今回から参加の方が3名という構成でしたから、新規募集が意味を持ったとも言えます(苦笑)。


今回は、コンサルタントとして最先端のテーマの一つと考えている「サーチ&シェアにおける消費者行動極大化」の紹介とグループワークによる汎用ツール化です。
参加者にとっても主催者にとっても非常に有益な回でした。通常はコンサルティングの中に組み込んでいますが、即、現場の人たちで適用できるものに近づいたと思っています。よって、8月の平日セッションでも同テーマで実施しますが、若干の手直し程度で行う予定です。ご期待ください。


終了後は得意先への打ち合わせ業務があったため、「皆でゆったりランチの会」は残念ながらスキップさせていただきました。次回は是非、催させていただきますので、よろしくお願いします。


08月02日

大手広告代理店で働く友人・知人たちの苦悩を別の角度で垣間見ました。


■今週感じてしまった広告に関する二つの謎
ある消費財メーカーでの話です.。
数年前に出したある商品、ここではお菓子Xとでもしてみましょう。このお菓子Xは、発売後、特に大きなプロモーションもせずに売れ続け、昨年には会社内でも一目置かれる売り上げにまで成長しました。
ならば、一度TV広告でもしてみようということになり、実施したところ、売上が急拡大してしまい、遂には、生産も間に合わないほどにまでなってしまったのです。そして、今後のお菓子Xブランドをどうすべきか迷うに至り、外部のアドバイスをもらうことを決定しました。


これが、今週の新規案件の一つが弊社に任されることになった背景です。
このストーリーには二つの大きな謎が隠されています。


まず、最初の謎です。


●「TV広告が効きにくくなったと言われる昨今に、なぜ、かくもTV広告が往時のマス・マーケティングを偲ばせるほどに美しく機能したのか?」


マス広告の潮目復権とも見えなくもありません。WEBを始めとしたマルチメディアに疲れてきたのだとすれば、大手広告代理店にとっては朗報と言えます。
しかし、よくよく考えると、このお菓子Xは通常のマス・マーケティングの典型からは程遠いTV広告の使い方をしています。市場導入時の認知アップではなく、販売も堅調になった時期からの投入なのです。おまけに、TV―CFの表現内容もオーソドックスなものでポジショニングも変えていません。


さて、ここからはあくまでも仮説です。
もしかすると、TVで情報収集する人々は生活での情報感度が相対的に遅いタイプに変わってきたのではないか、ということです。古典的なツールであるイノベータ―理論で説明すると、TV広告の反応主体が情報収集においてレイト・マジョリティ・タイプの人々が主体となってきたとなります。そう考えると、納得が高まるのです。
だとすると「新しいTV広告の使い方=最後の塊であるフォロワー層をカバーするための媒体」が提唱できそうですが、まあ、広告代理店の方々にとって受け入れ難い使われ方ですね。


では、もう一つの謎です。


●「TV広告で成果を出した実施広告代理店が存在するのに、なぜ、異なる外部(今回は弊社がそれにあたるのだが・・・)にブランド強化のためのマーケティング戦略策定のサポートを求めたのか?」


実は、この謎の方が意味深いのです。
どうぞ、考察してみてください。

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