ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

11月22日

【第32回マーケティング・ワークショップ研究会のご報告】


11月19日の水曜日に32回目のマーケティング・ワークショップ研究会が実施されました。参加者は7名でした。今回は広告系の仕事をしている人が多めでしたね。


前回に引き続き、今回のテーマも「商品写真の良し悪しを考える」です。
雑誌にある広告ページの商品写真を直感で「良い」「悪い」に分類し、特に良いものと悪いものを他のメンバーに解説します。そして、良いと思う商品写真の共通点、同様に悪いと思う商品写真の共通点を抽出するという段取りのワークショップになっています。


面白かったのが、前回がメーカー系の人(自分の出自も含めて)の視線からの商品写真が主流でした。その影響か、商品パッケージそのものにあるポジショニングの表出加減を討議するという方向で進んだのですが、今回は完全に広告としての商品写真の意味性に論点が移行しました。


前回が「商品が主人公の写真」という観点だとすると、今回は「役割分担としての商品写真」という目線になっていました。私小説と大河小説の違いかな。でも、いづれの見方もマーケティング基本戦略に沿って扱われるべきなので、そんな解説を加えさせていただきました。


おまけながら、自分の広告表現分解法も語らせていただくきました。最近、語る場面がなかった(広告系の業務比率がめっきり減りました・・・時流ですかね)ので錆びつき気味です。「そうそう、広告表現ではここがマーケティングの要諦だよね」といった記憶を虫干しした感じです。まあ、広告はさておき、商品を写真で見せる意味を言語化する大切さを再認した夜となりました。


ご参加いただいた方々には深く御礼申し上げます。
次回の12月は最終月として終了後に忘年会を予定していますので、こちらもよろしくお願いします。

11月19日

珍しくタイ料理をいただく機会がありました。
元来、辛味には弱いために本格的なタイのレシピは臨界点を超えていたようです。遂には辛さで頭の中に星が点滅するような合法的トリップを体験することに・・・いやいや、香辛料を薬味と書く意味が分かりましたー!


■ガリレイを待ちながら
昨日は長くお付き合いさせていただいているクライアント先での定期ミーティングでした。いくつかのテーマの中、久々に複雑な課題が提示され、ホワイトボードにて討議となりました。どうも変数が入り組んでいるので、現場からの組み立てはクライアント側に、そして、ビジネスゴールからのアプローチはこちらにて行うこととしました。


こういったときは通常、視点そのものを変えるべきことが多いので、まずは見立てそのものの再構築をしてみます。要素の分解・洗い出しでは限界という場合はこれ以上進むことを止めるのも一手です。たとえ、その方向で収拾がついたとしても今度は対策としてのオペレーションが重層的になり、実務での扱い勝手がすこぶる悪いからです。


天動説で宇宙を眺めれば星の動きは怪奇なものになります。もちろん、なんとか解釈できるでしょう。でも、地動説で捉えるなら無理の少ない世界が広がります。きっと、このあたりでコンサルタントの天分が問われるのだろうと思う場面です。さて、ガリレイほど明晰に応えられるでしょうか?

11月13日

内勤日で執筆作業に集中しています。なかなか一か所にいるのは辛いので、中目黒のカフェめぐりもします。昼食もメイン・オフィスのある中目黒周辺です。本日もまた新しくできた店に行きました。


しかし、新規開店が尽きませんね。信じられないかもしれませんが、ここへ来て約一年半、平日のランチではまだ一度も同じ店に入ったことがないのです。まあ、当初から狙ったわけではないので、成り行き優先のアクション・プランですが、どのへんまで続けられるか試しています。


確かに、平日内勤日をメインオフィスで過ごすこと自体、それほどあるわけではないのですけどね・・・(苦笑)。


 ちょっと感心したのは、本日入ったその店はランチのみで運営していて、ディナーは来年一月からスタートとなっていることでした。できたばかりのころは店員がオペレーションに馴染むのに時間がかかります。まったく新しいコンセプトの飲食ならなおさらです。


無理してフル営業してもトラブル多発でお客さんに迷惑をかける確率は非常に高いですからね。なるほど、よく考えた末のアクション・プラン【プレイス編】です。


◆◆ 先日、スーパーで某社の生めんタイプのつけ麺を購入しました。これが存外美味しいのでビックリしました。変な店のつけ麺よりつけ汁が上出来なのです。ふむふむ、通常のラーメンではスープをお湯で薄めざるを得ず、結果、お店の味との差が広がるのでしょうか?その分、つけ麺は差つきにくいのかな? 


いづれにせよ、加工食品会社のレベルも日進月歩ですね。企画段階では「店を超えろ!」などと号令しても実態は「ここらあたりでいいか」などということが多いはずです。なるほど、よく研究した末のアクション・プラン【プロダクト編】です。


◆◆◆ そろそろ来年の手帳の準備の季節になりました。自分の場合は、コンサルティング用にクライアント向けのTO DO LIST(自家製)を週ごとのダイアリー・ページに挟み込みたいので、6穴ファイル型の手帳を使っています。気分を変えるために違う会社の初めて使う様式を選ぶ習慣があり、2009年は某社の2週間単位のダイアリーを購入しました。


さて、そこで発見したのは10月終了のページにさり気なく挟まっていた2010年のダイアリーカタログのページです。やりますね。先に見つけてしまって御免なさい。もう少し近づいてから見たらもっと唸ったと思います。だからと言って、厭な感じはしませんでした。なるほど、よくアイデア出しをした末のアクション・プラン【プロモーション編】です。

11月05日

11月になってしまいましたね。


今週はクライアント先との討議のベースとなるブランド・ブックのプロト版、和文で表示すると叩き台、を作成するために知恵を絞っておりました。先般、実施されたコア・ユーザーへの定性調査からのキー・ファインディングス、和文で表示すると意味深い発見、に基づいて考えてました。破片から全体を組み立てるのはパズル、和文で表示すると謎解き、なので結構好きです。


そんなこんなの合間に総務系の仕事もこなせばならないのが個人事務所の醍醐味です。中目黒にある目黒区役所へ証明書を取りに行かねばならなくなりました。この区役所、大そう立派なビルでして、屋上には庭園があるほどです。でも、元は千代田生命本社ビルが破たん後に区へ売却されたものなのでリーズナブルらしい、和文で表示すると余計な税金使ってないだろうな、とのことです。


この千代田生命の建物は区役所となりましたが、会社の本体は2001年にAIG生命に買収されました。しかし、AIGスター生命保険株式会社という名前に変わったものの、例のサブプライムローン問題の影響から今年の10月にどこかに売却される方針がきまったとのことです。
千代田生命からAIGスター生命保険、そして、また新しい名前になるのでしょう。今度は和文で表示されるのかな?

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