ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

08月27日

猛暑もポキリと折れるように去って、ここ数日の松本は秋の気配です。それに合わせたように幼稚園も始まり、また静かに昼間を過ごせるようになりました。信州松本で過ごす最初の夏は客人たちが隔週でやってくるという賑やかなものでした。


神奈川の実母、東京・千葉の子供が縁のご家族、大阪の相方の友人と多彩なゲストを案内することで、気分はすっかり地元民です。みんな何か期待してやってくるので、ホストなりの目利きが求められます。そんな中で、移住者の期待と現実の雑感をメモしておきましょう。


▪️信州蕎麦
蕎麦好きとしては言い辛いのですが、どう考えても松本周辺の蕎麦屋のコスパは悪すぎますな。美味いことは100%認めますが、値段の高さが普段使いとは程遠いのが残念です。観光客の需要に引っ張られた信州蕎麦バブルですかね。


▪️日帰り温泉
山が多い、地震が多いということは温泉が多いと同義です。長野県のアドバンテージですね。日帰り温泉に行く習慣は全くなかった生活だったので、自宅から10分以内に大きな温泉(浅間・美ヶ原)があり、30分ぐらいかければ秘境の面影がある温泉(扉温泉、崖の湯)という状況は有難い限りなのです。


・飲用水
水道水が東京より美味しいのは確かですが、凄いねというほどではないですね。まあ、期待しすぎかw。お隣の安曇野市の方がいい水のような気がします。とはいえ、評判の湧き水を汲んでくるとやはり一味違いますから水源には恵まれたエリアなのは確かです。北アルプスの天然水ですな。


・パン屋
いや〜パン屋に関しては降参です、参りました。東京でも評判を取るであろう店が目白押しです。生半可なレベルでパン屋を開業するのは危険ですよ。単に腕のいい多くの人が信州生活を求めて移住してきた説、湿度が低いエリアなので、欧州っぽいパン作りができるからだという説、いづれも説得力があります。


・カフェ
仕事場=カフェで生きてきた者にとって、もっとも気がかりだったのがカフェの存在です。ここ半年はひたすら探し続け、その数・質を追いかけてきましたが、コーヒーの味、空間が作る居心地で優れた店を何軒か見つけることができました。つまり、移住前の心配のすべては杞憂だったのでした。


松本周辺のカフェをキーワードでまとめると、古民家・ギャラリー・ボーダーです。古民家は最近はやりのリノベーションした店が多いこと、ギャラリーはクラフトワークの作家たちの展示スペースがあること、ボーダーはボーダー柄の店員がなぜか多いこと、の意味なのです。信州らしいと言えばらしいですな。

08月03日

酷暑で8月がスタートです。さすがに最高気温が35度ぐらいになると昼間はクーラーを入れるようになります。一方で、明け方は20度前半まで落ち、涼しいのはありがたいですけど温度差に体がなかなか慣れていきませんね。皆様もご自愛ください。


さて、拙著「マーケティングの基本」(日本実業出版)が増刷になりました。有難いことに今回で15刷です。ちょこちょこ内容の部分的な改訂を入れて出すようにしています。いずれにせよ、皆々様のご支持を長くいただき続けた結果です。ご購読いただいた方々に、深く御礼申し上げます。


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