ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

02月18日

◆インフルエンザでほぼ一週間全滅。やっと復活しました。あー辛かった。


昨日は子供の通っている幼稚園で劇発表会があって、我が子の成長ってやつを見に行ってきましたよ。正味15分程度の芝居に平日昼間の時間を割けるオトーサンはそうそういないので、職種の有難さが身に沁みますなあ。


演目は、4歳児、年少組クラスによる「三びきの子豚」。当然、三びきでは役の数が足りません。よって、ぶた9匹(数えてないけどたぶん)、おおかみ4匹(同左)という群像劇になっておりました。おまけにフィナーレはぶたとおおかみ全員による合唱というミュージカル仕立てです。


まあ、何を歌っているのかよく分からないんですけどね。(本場で見るオペラと同じ?) いずれにせよ、すべての観客は誰かしら出演者のおっかけなので何でもOKです。


◆インフルエンザにかかる前の話。新たなクライアントが松本へ来てくれました。あー助かる。


インフルの影響を免れた今回の案件は新たにできる大型公共施設内の飲食サービスというB2B2C。東京本社と施設現場の大阪にそれぞれメンバーがいるため、真ん中(少しずれているような?)の松本は集合場所としても良いという有難いお沙汰の元、ブランド戦略構築の一泊二日合宿に至ったのでした。


コンサルティングを発注してくれたプロジェクト・リーダーは何と自分と中学(川崎市立玉川中学)と高校(神奈川県立新城高校)が同窓なのでした。もちろん、年齢的には20年ぐらいの差があるので、記憶での接点はほとんどありませんけど。その奇遇度合いには畏怖しますな。


このタイミングでこういった人との縁がたぐられるとは、何か意味があるのかな。いずれにせよ、「次回もよろしく!」という参加者からの評価に感謝と安堵をしております。


02月03日

先週の大雪が響き、松本の沿道はどこも残雪の山が太いガードレールとなって続いております。自転車で街なかへ、と威勢良く宣言していましたけど、走りにくさに早くも挫折、NG状態です。


しかたがないので、この冬は通っているテニス・スクールのレッスンを週二回に増やすことにして、運動量を補完することにしました。出費もやむなしですw


■「図表は構図が全て」・・・その2


昨年の末に、図表の書き方について触れました。その第二弾。構図を決める重要な(個人的に執着しているという意味ですけど)「対称図像」についてです。


<対称:
1.物と物との間に対応があり、つり合っていること。
2.論理・数学AがBとある関係にある時、BもAと同じ関係にあること。特に幾何学で、二つの点・線・図形などが、ある点・直線に関して向き合う位置にあること。シンメトリー> by Google


可能な限り図表の構図を対称関係でまとめます。そのために表示したい要素・表示すべき要素の全て再配置します。


多くの要素関係は「階層関係のあるピラミッド型」「二項目対立の関係がある左右対称型」「3項目以上の相互関係を示す回転型」「中心と派生要素の関係の放射型」の4型にできます。これらは点対称や線対称を持った基本形です。ビジネスのような複雑な業務になればこれら4型が混ざり合うことになるのですが、いずれを取っても対称関係は維持できます。


スライド2.png
    ⚫️左右対称型、回転型、放射型の組み合わせ
  (「ブランディングの基本」日本実業出版社より)


対称があるということは絵画的には消失点が存在するということですね。パースペクティブっていうやつです。消失点(地平線のような消失線も含め)が存在する図表は動きと秩序が伝わります。こういったニュアンスは、言葉の列が単一方向に進む文章という形式では生み出せません。


スライド1.png
    ⚫️中央頭頂部に消失点、下部に水平の消失線の組み合わせ
  (「ブランディングの基本」日本実業出版社より)


特に編集者はこういった図表の妙味を知っているので、出版側の評価も良い方向に向くようです。また、この作業が執筆者にとって意義深いのは、画面上での対称化に時間がかかる場合、ほぼほぼ「前提として集めてきた要素が間違っている、過不足がある」といった問題を抱えています。ですから、当初の方針そのものを破棄するきっかけをくれます。辛いけどね。


学生時代に美術部に在籍しておりました。画才はまったくといってないのですが、この頃培った美術館やギャラリー通いの趣味が効いているのか、絵的な仕事が苦にならないのが有難いです。スティーブ・ジョブズも若い頃にカリギュラフィーを嗜んでいたとか・・・、自分と一緒にしてはいけませんな、不遜でした。


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