ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

03月29日

子供の春休みとなって、家族であちらこちらをうろついております。


■安曇野市をうろうろ。
目的はアウトドア・グッズの探索。なかなかオシャレなアイテムが多いのは安曇野だからか? ついでに、山の中にある満願寺で湧き水を汲んできました。細い山道を登るので、残雪があるうちはなかなか気後れして行けないところです。


近隣ではもっとも好きな風味ですかね。コーヒーもワンランク・アップしますよ。それにしても、いつも手入れが行き届いているのはお寺の慈愛の念の表れなのでしょうか、心地の良さが有難いです。



命水を汲み取るの図


■岡谷市をうろうろ。
初めての岡谷エリア来訪です。岡谷と言えば、うなぎが有名ですね。さて、今回の目的は武井武雄。イルフ童画館へお邪魔しました。


刊本作品(小さな豆本が139冊)が有名なため、現物を手にとって拝覧せねば、どうにもこうにも武井武雄の美の真髄に触れることができません。この特殊な表現手法が彼を世間的にマイナーな存在にしてしまっているように思えます。でも、100年後も確実に残るニッチなアートですね。


それにしても、こんな場所にこんな作品群が集まっているとは驚きです。



館内の巨大オブジェの図(撮影OK対象)

03月02日

3月になりました。


今年は去年より暖かなのか、東京から松本に来て1年経って寒さに慣れたのか、きっと両方なのだろうけど、過ごしやすい2月だった気がします。


それにしても、毎朝に今日の気温は何度かな?などとスマホをチェックしてしまいます。寒暖の差が激しい信州ならではの生活習慣ですよね。



安曇野にある田園風景のカフェにて。
2月なのに白くない山


■「大きな単語が登場した話」の扱いに気をつける


今月は二泊三日の東京ツアーがあり、5案件(ご請求対象3、ご相談対象2)という歯ごたえ満載な旅となりそうです。ヤスハラ・マーケティング・オフィスの業務スタイルはファシリテーション型のコンサルティングですので、「答えは常にクライアント側にある、ただし、奥の方に」というのを基本スタンスにしております。


ビジネス・ファシリテーションの現場で特に留意してるのが、大きな単語が場に出された時の対処の方法です。大きな単語とは、「日本人」「海外」「我が社」「うちお客さん」といった抽象度の高い量感を伝える単語たちです。


グループワークでこういった単語が含まれた話が出てきたとき、内容によって主な対処方法にはこんなものがあります。


1)大きな単語に「ひび(クラック)」を入れておく
たとえば、「日本人は・・・・だから」といった発言が出てきた場面で、そのままにしておくと前提条件になりかねないので、間髪をいれずに「自分の知人では、日本人なのに・・・とは全く反対の人がいますけどね」といった軽いネタを披露しておきます。この大きな単語はビジネスには不完全なものじゃないでしょうか?、というニュアンスを残しておくのです。


2)大きな単語に「変化の存在」を付け加えておく
たとえば、「所得の二極分化が・・・を引き起こしている」という表現があった時、現時点では正しいことを未来に向かっても継続させてしまう恐れが出てきます。「二極分化は最終的にどういう分布図になっていくんでしょうね?」といった謎をその場で言い添えることで、大きな単語群が視界を遮ってしまい、ここで思考停止に陥ってしますリスクを減らしておきます。


3)大きな単語に「挑戦状」を貼っておく
たとえば、「この業界は・・・なのが特殊だから」というのが出てきたケース。ファシリテーターと参加メンバーの間に大きな単語で境界線を引くような意味を持ちます。もちろん意図的とは限りませんが。そんな時は「そういった業界の特殊な部分をひっくり返すような形で新規参入が起きると、・・・業界(他の業界事例)みたいなことになったりしますよね」、ちょっと挑戦的な態度でこの大きな単語がアンタッチャブルではないことを言外に伝えます。


消防の原則と同じで、火元に早く水をかけておくことが延焼を最小にします。即興的に反応することが重要なのです。

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