ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月19日

信州松本も春。湿度が低いエリアならではの爽やかさが充満してきました。ありがたいです。


いろいろ執筆というか、書き物の作業に没頭しつつあります。「しつつ」というボヤけたニュアンスは、コンサル案件が一息ついたこと、子供の終日保育が始まること、自転車で積極的にカフェに行ける暖かさになったことなどが含まれております。


それにしても、この近況報告はいつまで続けたものか・・・。新規顧客からの案件を受託する気があまりないのであれば、サイトそのものもいつ消してもいい存在なのだが。これもまた思索の壁打ちなのかな?(以下詳細w)


■一人創発のための、思索の壁打ち4種


何か新しい考え、アイデアを表現し、実現させようとする時、自分の頭の中だけでは形にしていくのに限界があります。なぜかというと、「思いつく」「描く」「動く」の間には、結構な距離があるからです。最終的に行動に移すには、どうしても「こねる」ステップがそれぞれ必要なのです。


さて、その「こねる」ですが、これには相手が必要となります。広くて固い台の上で「こねる」。この台の役割が相手であり、一連の「こねる」作業こそが壁打ちってやつです。なんらかのヒッティング・パートナーがいることで、自分の考えを打ち合っては、「こねて」いくのです。


自分の場合、思索の壁打ちには4種あります。メモ、対話、読書、散策。もちろん、それぞれ役割があります。


(1)メモ:
紙に思索のキーワードや図表を手書きし、これを眺めては再考したり、熟考したりするものです。自筆に壁打ちします。壁打ちの基本です。ストレートな返しに応えてみます。


(2)対話:
気心の知れた友人に語りながら、相手からの質問や意見で再考したり、熟考したりします。他者への壁打ちです。人間ならではの変化球に反応してみます。


(3)読書:
関連分野の古典などを読みながら、言葉や文章からきっかけをもらいながら、再考したり、熟考したりします。他筆に壁打ちです。 時間を背負った重い球質を受けてみます。


(4)散策:
景観の良い場所を歩きながら、目や耳からの情報に脳を任せて、湧き上がってくる不意のひらめきで、再考したり、熟考したりします。他景に壁打ちとなります。とっさに出てくるボールに応答してみます。


(1)→(2)→(1)→(3)→(1)→(4)→みたいな、(1)のメモ中心に回していくのが一般的ではないかと思います。どんな順番だとしても、こういった壁打ち、相互のリフレクションに思索の進化を期待するわけです。


どうも、アウトプットとインプットの間にある微妙な何かが・・・ズレ、不協和音、違和感とも言えますけど、自分の中で新たな創発をさせる起爆材になるのではないでしょうか。


きっと、創発は一人でもできるのです。

04月04日

◆本
拙著「ブランディングの基本」が増刷となりました。2014年からなので、ほぼ3年で5刷目です。


本人のキャラに似合わず、長く細くでしょうか。ご購読いただいた方々には深く感謝いたします。ありがとうございます!


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◆◆カフェ
4月になりました。信州松本もそろそろ春です。自転車の稼働率が上がるので、駐車場がないカフェへも容易に出没できる季節となりました。もちろん、緑が濃くなれば足を延ばして安曇野界隈もお邪魔します。


カフェは仕事場です。作業環境はとっても大切なので、気分に合った選択をさせていただいております。とはいえ、定休日を逐一記憶できるはずもなく、一覧表にしているのでした。出没リストとも言えます。


しかし、数がありますねえ。新店もぞくぞく登場するので、ちょっとしたカフェ・バブルなのでしょうか。実力が問われますな。
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◆◆◆仕事
本業のほうは、東京での短期案件があり、先週・今週と通っております。いつの間にか信州生活に染まったようで、正直な話、ビルが林立する中での滞在が辛くなってきました。一時期、都心のど真ん中のペントハウスでぶいぶい言わせていた(笑)のが嘘のようです。


一方その頃、次の本業というか、単なる採算の見込みのない道楽というか、第二ブランド市場導入のための作業は着々と(むしろ遅々としてなのかも)進んでいたのでした。予告では春スタートということでしたが、信州の春は遅いんですね。まあ、そういうことにしておきましょう。


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