ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

07月21日

7月は珍しく東京出張(二泊三日)が二回も!
信州への移住前からのつながりで、年一回行っていた研修が、「どうしても」ということで二回になりました。


クライアント所在地は新宿なので、当然ながら「スーパーあずさ」です。車両が新しくなって揺れが少なくなった気がする。特に帰りは疲れ切ってて、最後の山間の揺れが辛かったけど、かなり軽減されました。


まっ、相変わらず松本からは遠いですけどね。


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新型車両(写真:JR東日本)


■消費者行動論の終り


研修では消費者行動モデルに関してもワークショップします。AIDMA(アイドマ), AISAS(アイサス)といった市民権のあるモデル以外に、新たな消費者行動モデルを自分たちで創出するというグループワークです。以前からやっており、たまに「なるほどね」といったモデルが提示されるので、ファシリテーターとしても知的楽しさのあるワークです。


で、今回、「そっかー」と思わず唸ったのは消費者行動モデルに「借りる」「売る」というのを組み込んだモデルを提示したグループがでてきたことです。


確かに、そんな生活になっているのです。つまり消費の枠が溶解しているのです。検索ー借用、購入ー売却なんかがモデルとして成立ってことは、もはや消費者行動モデルって生活者行動モデルへの呼称変更が必要ってことですね。


ああ、するってーと、マーケティングも購買市場・貸借市場・売買市場の3市場をもってマーケティング体系ってことね、などと拡張されるのでしょうか。


果たして、マーケティング本は3分冊の世界に入るのか?・・・、ないっすよね。そんなに分厚いなら、あっても借りちゃうし、また売られて回されちゃうし。


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<お知らせ>



「マーケティングの基本」が新版となって発売となりました。現行版は2009年が初版でした。うー、9年も経ったのかあ・・・。有難いことに5万部越えです。ご購読の皆様には、深く御礼申し上げます。


てなことで、まだ生き延びようとしているのか!的な新版です。


事例、用語差し替え、それから実務の視点をより強化してみました。
(あくまでも購買市場を売買視点で取り扱っているマーケティング体系です・・・笑)

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