ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月28日


「<新版>マーケティングの基本」(日本実業出版)が増刷になりました!。 新版となって5刷です。ご購読いただいた皆々様、サブテキストなどで採用していただいているセミナー主催の方々には、深く御礼申し上げます。こういった状況にも関わらず、いつもの4月のように研修季節での増刷となりました。ありがとうございます、光栄です!


新版になってからの1日の平均販売冊数が20冊ぐらいです。全国津々浦々で1日に20人の人と出会えているわけですね。生身のヤスハラでは到底できない出会いの数に感謝しております。


先月には、同シリーズの「ブランディングの基本」(グレーの帯)も増刷になっており、重ねて御礼申し上げます。



さて、書いた本の話は終えて、この一連の引きこもりでの読書に関する話です。いや、家族全員在宅が前提の生活ですから、読書時間の確保なんぞは優先順位めちゃくちゃ押し下げられてます。で、最近は腹をくくって早朝5時起き(目覚まし4時半)で、なんとか詰まっている状況に切れ目を入れるべく、足掻いております。


その分、昼間が眠いのです。自然とリカバーには昼寝となりますな。だが、やはり育児が立ちふさがるのでした、「とーちゃん遊べ」「とーちゃん教えろ」と。そのための新たな打ち手として、1日1映画を子供達に実施しています。


以前はビデオなどのテレビ関連の視聴時間を決めてまして、どちらかというと制約する方向でいたのでした。しかし、180度改めました。子供達に良さげな映画は1日1本見る!、積極的に見るwということにしたのです。そう、その時間に15−30分の昼寝なんですわい。


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新たに購入した本たちです。まだ、全然読んでません。
(左上の本のみ新版になってるので購入です。再読予定ではあるが・・・)


今の手持ちの読後待ちでございます。あえて、写真で出します!。自分に読書圧力をかけるために!! 何から何まで、どうなることやらです。


Go with the flow.

04月06日

信州松本は本日6日から小学校と保育園が始まりました。エリアによってはまだまだ休校・休園ですし、この地区も今後の状況によっては即座に在宅になることも予想されます。まあ、しかし、ここまでは来た!。


もうミクロな話しかできない日々ですから、今月はオンライン業務で感じたことなど。


<その1:アクティブ・ティーチング>
知人から立教大学の経営学部の中原淳さんのブログを教えてもらい、そこで「オンライン教育には従来のアクティブ・ラーニングだけでなく、アクティブ・ティーチングも必要だ」との話が出ていて、「なるほど、この造語表現は的を得ているなあ」と思いました。


コンサルティングではコンサル・クライアントともに意見交換の意識はもともと高いのですが、それでも、オンラインでの行き詰まり易さはリアルに比べてはるかに高いのです。仕方がないといえばそれまでですけど、オンラインはお互いの存在のニュアンスを削除してしまうのです。


オンラインでは・・・、いつ話していいか戸惑う、どこまで聞き手に回ればいいのか戸惑う、この沈黙は必要なものなのか、ただの失速のサインなのか戸惑う・・・・などなど。そこで、「って考えるけど、どう思う?」「って、こんな意味で言ってます?」とか、リアル・コンサルティングでの質問返しを2倍くらい増量して、やっと欠落したニュアンスに意味を見いだすようにしていました。


このモヤっと感じていたものが、ラーニング&ティーチングの対比で定義され、すっきり感があるのです。小生なりに言うと、「厚かましさが必須なツールがオンライン」ということになりそうです。もう少し関西系の人々のコミュニケーション態度に学ばねば・・・、いやマジやで。


<その2:前景と背景>
オンライン業務が多発すると「あれ?誰と話してたっけ?」みたいな、相手の印象が平べったくなってしまいがちです。もちろん、会議は中身次第です。充実してればそれでよしなのですが、PCですと目線がカメラ目線になり、アイコンタクトがめちゃくちゃ弱いので、どうも人的な印象が弱まってしまいます。


でも、中には印象が高まる人もいたりします。そう、その人物の存在感もさることながら、その部屋の背景が語ってくれている人は、やはり印象に残るのです。


壁全体が一面の本棚だったり、見たことない大きなオブジェとか、会議の間にもチラチラ目が行くのです。その累積として、脳裏に相手の個性として刻印されていくようです。まぁ、パーソナル・ブランディングと呼んじゃってもいいんでしょうけど。


ちなみにヤスハラの背景はこれです。


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結構、見栄張ってますw。カーテンの向こうは洗濯物です。クローゼットの中は命を張ってでもお見せしませんw。観葉植物はカメラ内に収まるように会議時は手前にセッティングし直しています。でもって、ちょうどこの写真の真ん中に座って会議をするわけですな。


さて、ここまでは皆さん意識されてることでしょう。人物周りだけ切り抜いて表示してくれる壁紙ソフトもあることだし。でも、大切にしたいのは実のところ前景の方です。打ち合わせをしながら、自分の目線をやるPC画面以外の風景です。


なぜかというと、ここを眺めながら対話の中から浮かび上がっってくるものが会議の成果とさえ言えることが多いからです。


ちなみに、ヤスハラの前景はこれです。


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オンライン画面の中で討議されている課題に対して、「うーん、これにはどういう打ち手があるのかなあ」とかを、北アルプスの山並みを眺めながら考えるのです。風景を自慢してる訳ではないのです。眺めるものは何でもいいのです。ただ、PC画面と距離の違うところに目がやれれば、脳にそれなりの刺激がいくことを言いたいのです。


それも、できれば遠くがいい、という実感値です。窓の向こうの海辺だったり、庭先の大きな木だったりするだけで、眼球の焦点がキュッキュッっとシフトして脳内視点が変わってくれる気がするのです。


これこそ、四方が壁の会議室にはないオンラインならではのアドバンテージだったりしてね。

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