ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

01月23日

ようこそ、新たな謎案件たち


去年暮れから執筆中心に生活を切り替えてます。しかし、執筆は生活を経済的に支えるわけではないし、成果の出方に強烈なタイムラグもあるので当てになりません。2021年も、コンサルタントとして、講師として、日々の仕事も継続的に行っていきます。


一応、日割り的には月曜火曜のみですけど。やってみた結果ですが、そんな綺麗に分けられないので水曜も仕事日にカウントしがちです。平日5日の半分が仕事、半分が執筆の配分っぽくなりそうです。


さて、その仕事なんですが、テレワークの常態化もあってか、東京や大阪から新たな案件が入ってきます。するとなぜか、「どうしていいか分からないから、こちらのドア叩かせていただきました」的な仕事がやってきます。


別に商品開発とかブランディングとかヤスハラを起用しなくても、もっと腕の良い、気の利いたコンサルタントの方々が沢山いますから、もうそういった案件はこなくなってきたのでしょうか。いや、むしろ、社内でも十分捌けるぐらいのマーケティング・スキルが成熟してきているのかもしれないですね。


そんな中から直近の不思議なお題たちご紹介。


◆ターゲティング全否定マーケティング
B2Bのクライアントでは、顧客ターゲティングを設定しないで営業アプローチをする方法を開拓中です。STPのTなし。まじかよ(苦笑)。正確に言うと「全ての顧客候補は優良顧客の可能性がある」という前提で、無手勝流の構えをとるマーケティング・スタイルです。


優良顧客になってもらうために、顧客と自社が変容できるか? どうすれば新しい双方のための活動パターンが確立でき、長いお付き合い(LTV貢献)できるか?という、かなり新奇性の高い営業ガイド、営業思想かも、を作ることになりました。我ながら、新しすぎて取っ掛かりがないのが清々しいです。


◆消費者行動のみマーケティング
通販会社で、徹底した消費者行動のみで全てのマーケティング仮説を作成するという案件が始まります。もちろん、今までネット通販の会社もいくつかコンサルしてきました。一般的には、どうやって消費者意識のデータや、顧客巻き込みでの情緒的な反応をとるか、といった意識&行動セットに戻しながら、最終的にはベストなバランスを工夫するのが手筋でした。


だが、今回はこれを全面撤回します。つまり、「顧客の顔は見ません」宣言です! 行動データのみで品揃え、マーチャンダイジングに仮説をフィードバックさせ、新人もベテランと同じぐらいの業務判断ができるようにするのが目的です。


顧客の顔は見ないと言ったものの、「顧客の足跡は見ます。それも、微妙な差異まで」って感じでしょうか。そして、どんな商品群でも50%以上の属人的思考を除去することを目指そうと思っております。おお、ついに昔の計量経済学専攻の腕を見せる時が来た!、嘘。そんなほのぼのとしたモデルベースなんぞ使えません。


さてはて、どうなることやら。


地方に佇む還暦過ぎた個人コンサルタントなんぞは、こういった行き場のない謎解き専門になっていくのかな?  


まあ、それはさておき、IT弱者であろう年頃の輩が、テレワーク普及の流れに乗っているのは微笑ましいね。

01月01日

2021年もよろしくお願いします!


ステイホームで昨日の大晦日も今日の元旦も信州松本の自宅で過ごしております。予定では、相方&子供たちが隣町の上田市にある実家へ帰省し、小生は終日読書三昧で静かに年越しをする、という計画でございました。


しかし、そんな期待も吹雪予報のおかげで軽く吹き飛びました。まるで定番の過ごし方のごとく、朝から晩まで映画と歌合戦を家族で眺めて、新年を迎えたのでした。ええ、これを幸せと呼ばずに何を幸せと呼ぶのか?、ってな年明けです。感謝!w


さて、気分を変えて。本年のセルフご託宣。元旦に想念する人生俯瞰図2021年度版は・・・・


2020年。海を彷徨っていた冒険の日々は、ついに、島が見えるところまできました。寄港できそうな入江を見つけ、今年はそこに流れ込んでいる川を小舟に乗り換えて登っていくようなイメージを感じます。


2021年は、行けるところまで上流を目指します。果たして、そこには何があるのでしょうか?  


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Go with the flow.

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