ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

02月11日

◆プログラム・ディレクターという新たな仕事
去年ぐらいから、コンサルタント業務の一部なのか、いや、これと並行して請け負う新たな業務スタイルなのかもしれないですが、「事業コンセプトをコンテンツ化する仕事」が複数出てきております。コンサルタントとは異なるものです。


通常は「事業コンセプトを事業計画にする」「事業コンセプトをベータ版事業に仕上げる」という道程をサポートするのがコンサルタントの仕事です。しかし、コンセプトのコンテンツ化ですから、誤解を恐れずにいうと知的テーマパークを作るような感じかなあ? それが執筆にも繋がっています。こちらは書籍を想定している仕事ですけど、コンテンツ化の意味から見ると脚本部分に当たりますかね。


まだ、守秘段階にあるので、具体的な内容をここで書けませんけど、ヤスハラの名前がプログラム・ディレクターという呼称で登場したら、この業務に該当します。紹介できる日は近い!(そう信じてコツコツやっております)


◆図解におけるシンメトリーの探求
上記のコンテンツ化に連動する話です。事業系のコンテンツの表現では図解が活躍します。ヤスハラは図解に関しては構図派です。図解は「構図で全体の意味を支える」という主義です。


他にあるかって?、うーむ、絵柄派とか? (イラスト挿入によるフレンドリー表現中心)、ベクトル派とか?(矢印が全体の中核になって表現)、ってありそうだが・・・。



ヤスハラは構図派の中でもシンメトリー・グループに属します。あっ、今、適当に大分類=派・中分類=グループという区分けで階層にしてみました。市民権を全然得てない分岐名称ですので、お気をつけください。さりながら、このシンメトリー・グループは対称性を重視します。左右対称のような線対称で構図を決めるだけでなく、上下も対象の意味に含むような点対称も構図も大切な手筋とします。


あまり使ったことのない対称形は思索へのヒントが画面から上がってくるので、面白がっております。ということで、関連書籍で探求も欠かせません。



すると、最近はイスラム幾何学なんかも覗きこんだりしております。14回対称図像(元に戻るのに14回動く図)なんて出てくると、衒学っぽさにクラクラします。テッド・チャンの「商人と錬金術師の門」を彷彿とさせます。そもそもシンメトリーは聖なる印象をもたらす部分があるからかな?  モスクの装飾でもあるしね。でも、複雑すぎてパワポ仕事で使うには無理があります。むしろ、ここまで扱える人は専業図解家でしかないでしょう。



テッド・チャン「商人と錬金術師の門」収録の短編集「息吹」

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