ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

04月24日

大きな会社に勤めていたりすると、いつの間にか給料は会社が支給してくれるモノで、金額は経営層が決めると思い始めます。つまり、会社が喜ぶことをすれば給料が上がるだろうと考え始めるのです。


正しそうに見えますか?


確かに手続き上は、そう見えます。しかしです。実は、その人が勤めている会社の商品を購入してくれる人からいただいたお金が溜まって、回り回って給料になっているのです。


例え話をしましょう。そうですね、みなさんがよく知っている牛丼チェーン店があるとしましょう。その会社で働いて収入を得るということは、400円や500円の牛丼一杯一杯がお客さんに買われることで、入ってくるお金が溜まって、そして、溜まり続けてできた売り上げが母数になっています。


一杯の牛丼を提供するということは、「今日はここの牛丼にしよう」から始まり、「うまかった!」で終わって、次の「今日はどこでご飯を食べようか?」という顧客の選択と期待に応えていくことです。そして、そのお金が回り回って会社で働く人の給料になるのです。


社長は1円も支払っていません。今、お店に来てくれたお客さんからもらった400円こそ、今月も会社から給料をもらえる証なのです。 給料も高額になると、400円や500円は小さい金額に見えてきます。しかし、同じ円マークがついていますが、ここで重要なのは数字の大きさではなく、数字が現れてくる順序なのです。


誰からお金をいただくのかに意識を向けるのは商いの基本です。商いに身を投じているなら、敬意を抱くべき相手ははっきりしてますから、この、お金をいただく相手を見定めることができないなら、商いのプロとは言えませんよね。


むしろ、お客さんになるであろう全ての人々に対して、全身から「まいどおおきに」オーラが自然に出てくるのは、商人やビジネスマンの呼称を問わず、価値を交換する人々の標準的な態度です。


ぜんぜんスペシャルなことでは無いのです。


04月18日

信州松本に春。
まだ肌寒い日々が残るけど、十分に春になった。カフェで仕事がしやすい季節になってきましたね。とはいえ、ストーブついてます。まだまだ、朝晩は寒くて・・・。


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小高い丘より、春めく北アルプスを眺める。


◆執筆状況その1
全面改訂版の予定がある本の原稿がついにアップしました。あー長かった。調子にのって自ら全面改定を宣言したのはいいけど、なかなか進まず苦労と苦心の連続でしたよ。6ヶ月はかかってるなあ。チャートは120枚(100枚は刷新)となれば当然か? 鍛えてもらう機会に感謝です。


◆執筆状況その2
人事組織系の書籍お手伝いも、元になる粗々の原稿からチームで推敲していく作業に入りました。原稿ができたから少し時間が経ったせいもあるけど、「もっとこんな感じにしたいな」というメンバー全体からの機運がいいですね。こちらはまだ時間がかかりそうだが、主務者を外れて、ファシリテーターに特化していけるのでまずは一息です。


◆執筆状況その3
ずーっと寝かしていた本丸の執筆が、その1・その2の進捗を受けて、ついに起動かな、っていうところです。葛飾北斎にあやかって、なんとか来年ぐらいに仕上げられればと思います。(代表作、神奈川沖浪裏が出来上がった年齢なのだった) これが人生最終コーナーを回った直線の走りになるかどうか、我ながら見ものです。だが、結構貯めていたはずのチャート150枚も、今になって眺めると使えそうなのは20枚−30枚ぐらい。 私が人として成長したのか?(ないな)、そもそもつまらない図解だったので寝かしてしまったのか?(こっちっぽいな)、いずれにせよ、道は遠い。


そんな合間にも生活があるので、あっち行ったりこっち行ったりもありそうです。下の子供とも遊べるのがあと5年ぐらいなので、これも入れ込まないとなあ。ワークライフ・バランスじゃなくて、ペアレンティング&ライティンング・バランス? 


Go with the flow.

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